ダイエット成功の秘訣は「ストレッチ」にあり!? 痩せ体質になるためのおススメの方法
3.ストレッチのポイント
効率的に痩せるためのストレッチのポイントや、漢方薬を取り入れたセルフケアをご紹介します。
3-1.ストレッチのタイミング・呼吸法
【最適なタイミング】
ストレッチは、からだが温まっている状態で行いましょう。からだが冷えているときは、筋肉が収縮して伸びにくくなっているため、無理に伸ばすと筋肉を痛めてしまう恐れがあります。
1日の代謝を上げるためには朝一のストレッチが有効ですが、無理は禁物。1~2分の軽いストレッチがオススメです。からだを動かしている日中や入浴後など、からだが温まっているタイミングでストレッチを行うといいでしょう。
【呼吸法】
からだを伸ばすことに集中して、呼吸することを忘れてはいませんか?
なにか物事に必死になると、人は無意識に息を止めていることがあるのです。
ストレッチ効率を上げる呼吸法を以下に示します。
1.鼻から5秒かけて息を吸います。
※胸ではなくおなかに空気が入るように意識して、おなかを膨らませます。
2.8~10秒かけて口から息を吐き、おなかを思いきりへこませて限界の状態をキープします。
これを繰り返しながらストレッチを行いましょう。
3-2.痩せ体質を目指すなら漢方薬もおすすめ
「食事や運動には気を使っているのになかなか痩せられない……」
そんな方には漢方薬がおすすめです。
漢方薬は医薬品として効果と安全性が認められている自然由来のお薬です。
比較的、副作用が少ないといわれているため、ダイエットが目的の方でも安心して服用できます。
「バランスの取れた食事や運動などを毎日続けるのは苦手」という場合でも、漢方薬なら毎日飲むだけ。これなら、手間なく続けられますね。
体質の改善に働きかける漢方薬は、リバウンドを繰り返したくない方への痩せやすい体質づくりには最適といえるでしょう。
<ダイエット効率を高めたい方におすすめの漢方薬>
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):便秘気味でぽっこりお腹が気になる方
血流や水分代謝を促して、体内にたまった不要物を便と共に外へ排泄してくれます。
また、脂肪代謝を促しておなか周りの脂肪を分解・燃焼するだけでなく、脂質の吸収を抑制します。
・大柴胡湯(だいさいことう):ストレスで食欲が増して脇腹あたりが張る、便秘気味な方
気の巡りを改善して気分や食欲を落ち着かせます。また、体内の余分な熱を取り除き代謝バランスを整え、脂肪燃焼をサポートします。
・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう):ぽっちゃり型で疲れやすい、むくみがちな方
水分代謝を改善し、体内の余分な水を排泄します。また、「気」を補い胃腸の働きを高める働きもあります。
ただ、注意したいのは、漢方薬は自分に合っているか否かがとても大切だということです。自分の今の状態に合っていない場合は、効果がないだけでなく、お金を払ったのにからだへのダメージ(副作用)を受ける場合もあります。そのため、購入の際には漢方に精通した医師、薬剤師等へのご相談をおすすめします。
4.ストレッチはダイエット成功に欠かせない要素
ストレッチは代謝アップやストレス緩和が期待でき、太りにくく痩せやすいからだづくりに役立つとされていますが、大切なポイントは、ストレッチだけでは痩せないということ。ダイエット効率を上げるためのサポートと考えましょう。
「継続は力なり」。日常生活に10分のストレッチを取り入れて、痩せやすいからだを目指しましょう。
[文:あんしん漢方]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 杉岡 弥幸
北里大学で生薬学を学び、卒業後は大手漢方専門店にて漢方薬剤師として勤務。現在は自身のダイエット経験や健康に関する知識を活かして、漢方や養生による体質改善方法をWeb等で発信している。