喫煙とお酒の飲み過ぎが重なるとがんのリスクは高まる?!
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-(https://ketsuken.jp/)]
喫煙と飲酒、それぞれが身体に悪影響を及ぼす話はしてきましたが、2つが重なると一体どうなってしまうのでしょうか。
まず、タバコにはニトロソアミン、ヒ素、カドミウムといった発がん物質が約70種類含まれています。
このため、肺がん、咽頭・喉頭がん、胃がん、食道がんなど、さまざまな部位のがんの発症リスクを確実に高めます。
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タバコとがんの関係については、全がん、肺がん、肝がん、胃がん、食道がん、膵臓がん、子宮頸がん、頭頸部がん、膀胱がんの発症リスクが、最も高いリスクとなっています。
他の部位のがんについても、乳がんや大腸がんもリスクがあると考えられます。
つまりタバコは百害あって一利なしなのです。
そして飲酒について。
研究の結果から、飲酒量が多くなると、将来がんになりやすいことが明らかになっています。
飲酒量が1日2~3合の男性は、時々飲む人に比べて、がん発生率が1.4倍に、1日3合以上の人は1.6倍になっています。
そして、ここに喫煙が加わると、がんが発症するリスクがさらに高まるのです。
非喫煙者と喫煙者とでは大きな差があります。
「時々飲む」人を1としたときの相対リスクは、適量といわれる「1日1合未満」では非喫煙者が0.87であるのに対し、喫煙者は1.69と、この段階でも倍近い差が出ています。