寝ても疲れがとれないのはなぜ?2つの原因とそのメカニズムとは

タグ: , , 2024/9/28

ストレスは側頭筋を疲れさせ、自律神経を乱す

なお、ストレスは、頭の筋肉の疲れと自律神経の乱れの両方に大きく関わっています。

ストレスがかかり続けると、筋肉が疲労して硬くなり、血管が収縮して血流が悪くなり、こりが生じるからです。

ストレスを感じた時、それを処理するのは脳であり、頭の筋肉はどこよりもストレスの影響を受けやすく、こりやすいのです。

しかも、ストレスを感じていると、人は無意識のうちに、歯を食いしばったり歯ぎしりをしたりしてストレスを発散しようとしますが、食いしばりや歯ぎしりは側頭筋に過大な負担をかけます。

さらに、過度なストレスを受けていると、交感神経優位な状態が続くため、自律神経も乱れます。

このように、ストレスは側頭筋を疲れさせ、自律神経を乱します。

そして、側頭筋をはじめとする頭の筋肉の疲れやこり、自律神経の乱れが、様々な心身のトラブルを招き、それが新たな疲れやストレスの原因になるという悪循環が発生してしまうのです。

次回は、これらの悩みを解消できるかもしれない、「神マッサージ」のやり方についてご紹介します!





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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寝てもとれない疲れをとる神マッサージ

【参考文献】

寝てもとれない疲れをとる神マッサージ』(アスコム刊)

【著者】
寺林陽介(てらばやし・ようすけ)

六本木・寺林治療院院長。
1996年にあんまマッサージ指圧師、鍼師、灸師の国家資格を取得し、父の治療院で本格的に修業を開始。
24歳のときから一人で治療院を運営し、現在に至る。
2008年には南青山でも完全紹介制・完全予約制の治療院を開設し、2014年4月、東京都港区六本木に移転。
患者に心から満足してもらえる治療院を追求している。
どこに行っても楽にならなかったという患者ほど違いを実感する「疲れとりマッサージ」を行い、多くの著名人から評判を得ている。
著書『疲れをとりたきゃ腎臓をもみなさい』(アスコム刊)は30万部のベストセラーになり、テレビ、雑誌など多数のメディアで注目を集めた。

【監修】
内野勝行(うちの・かつゆき)

帝京大学医学部医学科卒業。
都内病院の神経内科外来や千葉県の療養型病院副院長を経て 現在金町脳神経内科・耳鼻咽喉科院長、帝京大学医学部附属病院神経内科非常勤医。
日本内科学会認定医。厚生労働省認定認知症サポート医。日本体育協会公認スポーツドクター。 日本神経学会会員。
専門は脳神経内科だが、鍼灸や漢方といった東洋医学も取り入れ、 患者さんの体全体の調和がとれるようアドバイスを行っている。

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