「ジャンパー膝」という症状をご存知ですか?
Q:ジャンパー膝に効果的なテーピングやサポーターはありますか?
ひざのお皿の下をぐるっと一周巻くバンドのようなサポーターがあります。
こちらはジャンパー膝の症状を緩和するのに一定の効果があると考えられます。
しかし、痛みが強い場合はそれを我慢して練習を続けると、重症化してしまい、競技への復帰が遠のくことがあります。
また、膝にテーピングを巻くことを勧める場合もあるようですが、そのようにして無理してプレーすることはお勧めしません。
いつまでも治らないな、と感じたら専門の医療機関で評価してもらってください。
Q:ジャンパー膝になって半年が経過します。さまざまな治療をしましたが治らないのですが早く治す方法はありますか?
軽い状態であれば数週間で治りますが、重症となると簡単には治りません。
練習をストップし治療をしているのに治らない、という場合は、いま受けている治療が「痛みの原因」に正しくアプローチしていないからかもしれません。先ほどの記事でも述べていますが、ジャンパー膝の痛みの原因は「異常な血管とその周りに増えた神経」です。
この痛みの原因にアプローチしないと痛みは治りません。半年経過しているのなら重症である可能性がありますから、ぜひ専門の医療機関を受診されることをお勧めします。
Q:ジャンパー膝になり、リハビリや注射をしましたが治りません。手術などしたほうが良いですか?さらなる治療にはどういうものがありますか?
重症で注射でも改善が十分ではない場合は、カテーテル治療という特殊な治療法があります。ジャンパー膝の痛みの原因になっている異常な血管を標的とした治療で、完治を目的としたものです。
メスを入れる外科手術という選択肢もありますが、手術の場合痛みの出ている腱を一部切除してしまうものです。これはもともとあった組織を除去して、他からの植え替えるというものです。ところがあまり良い成績は出ておらず、さらに手術後も痛みが残ってしまったり、違和感が残ることがあります。また入院しなければならないためあまりお勧めしません。
[文:オクノクリニック | モヤモヤ血管による慢性痛治療]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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