潤いがたいせつな季節 乾燥すると良くないこととは
[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]
木枯らし 落葉 乾燥
雫 青葉 潤い
これからの冬の時期は空気が乾燥するシーズン。乾燥肌になってかゆみが出たりお化粧のノリが悪くなったりします。また思わぬ静電気のいたずらに驚いたりと、乾燥によるさまざまな不調に見舞われます。
例年この時期に流行するインフルエンザも、乾燥によってウイルスの拡散が容易になって引き起こされます。そこで部屋の中に加湿器を設置したりして、適度な湿度を保とうとするわけです。
会話による唾液の飛沫状況がスパコン「富岳」の解析で明らかになりました。話す相手が斜め前に居ると正面の場合の4分の1、隣りだと5倍になる。さらに、部屋の湿度が30%だと60%に比べて1.8m先まで届く飛沫の量が2倍以上になったという。乾燥によって唾液の微粒子(エアロゾル)が拡散してしまうのだそうです。(※1)
今まで、口腔内に分泌される唾液の作用をお知らせしてきました。その中で唾液の抗菌作用(口の中の細菌の増殖を抑える作用)がありましたね。唾液の分泌が乏しくなってお口の中が乾燥してしまうと、せっかくの予防効果を受けることができなくなってしまいます。口腔内の乾燥(ドライマウス)は、口呼吸や加齢などが原因です。(※2)やっぱり保湿のためにもマスクの着用は大事なのです。
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