「最終的な健康」とはいったい何?
「ゆっくり、楽に」がキーワード
「自律神経」という言葉は、聞いたことがあるけれどよくわからない…、という人が多いのではないでしょうか。
自律神経とは、一言で言えば、内臓器官のすべて、特に血管をコントロールしている神経です。また、生命活動に欠かせない「呼吸」も、自律神経がコントロールしています。
つまり、自律神経とは私たちの生命活動の根幹=「ライフライン」を支えるものなんですね。
そして自律神経は交感神経と副交感神経の2種類の神経から構成されています。
交感神経は、車に例えるならアクセルです。交感神経の働きが上がると、体はアクティブな状態になります。血管はキュっと収縮し、血圧が上昇し、アグレッシブな気分が増したりします。
副交感神経は、車に例えるならばブレーキです。副交感神経の働きが上がると、体はリラックスした状態になります。血管は適度な状態で緩み、血圧は低下し、穏やかな気分が増したりします。
そして、心と体が、最もよい状態で働くのは、この交感神経と副交感神経の両方が高いレベルで安定している状態のときです。
なので、「自律神経を整える」=「交感神経と副交感神経のバランスを整える」ということ。そして、意識的に自律神経のバランスを整えることで、本当に全てがよい方向に変わります。健康体に近づくことはもちろん、自分のパフォーマンスもそれまでの100%以上引き出せるようになります。体調だけでなく、心のバランスも安定します。
自律神経を整えることはそれほど難しいことではありません。日常の中でちょっとしたことを意識する。
しかし、くれぐれも焦らないでください。自律神経の一番の大敵はストレスです。もし、うまくいかないことがあったり、辛いことがあったら一度立ち止まって、ゆっくり呼吸をする。ゆっくり微笑む。ゆっくり動く。
そうすれば、健康や美や仕事や人間関係も、すべてがいい方向へ変わって行くかもしれません。