見た目のためだけじゃない!肥満が引き起こす9つの疾患
カラダに脂肪が過剰に蓄積された状態を指す「肥満」。肥満がさまざまな病気を招くことは、みなさんご存じでしょう。しかし肥満は、見た目や体重だけで判断されるものではありません。病気のリスクを下げるためには、ガリガリでも太りすぎでもないカラダを保つことが重要です。肥満の定義と肥満がもたらす病気について解説します。
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簡単に分かる!肥満の判定
肥満の判定基準に用いられているのはBMIで、体重kg÷(身長m×身長m)の計算式で求めることができます。日本肥満学会が定めた判定基準では、BMI22を「標準体重」とし、BMI25以上を「肥満」と定義しています。
特に日本人は、BMI25となると肥満が原因となる病気にかかりやすくなります。将来健康を害すか、病気になると予測された場合に「肥満症」と呼ばれ、減量と治療が必要になります。
肥満のタイプは「内臓脂肪型肥満」と「皮下脂肪型肥満」に分けられますが、生活習慣病を発症するリスクが高くなるのは「内臓脂肪型肥満」です。
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