冬場に気をつけたい感染症とは
冬に流行る感染症
感染症の主な経路は、感染した人の咳やくしゃみに含まれる病原体を吸い込む「ひまつ感染」、乾燥して小さな粒子となって漂っている病原体を離れた場所で吸い込む「空気感染」、タオルやドアノブ、電車のつり革、嘔吐物などに触れた手を介して口や鼻から侵入する「接触感染」です。
★インフルエンザ
インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症です。38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然現れるA型、高熱の場合もあるが微熱や平熱のこともあり、消化器系の症状が特徴のB型があります。主な感染経路は飛沫感染と接触感染。インフルエンザ予防の基本は、流行前にインフルエンザワクチンの接種を受けることですが、ワクチンを受けたからと言ってインフルエンザになる可能性は0ではありません。
★ウイルス性胃腸炎
ノロウイルスやロタウイルスに感染して、嘔吐や下痢が突然始まる「お腹の風邪」。ノロウイルスは1年を通して発生していますが、特に冬に流行します。
手指や食品などを介して口から感染し、腸管で増殖します。予防には手洗いが必須です。
感染症のかかりやすさチェック
同じように流行しても、感染症にかかる人とかからない人がいます。
自分がかかりやすいかどうか、日頃の生活をチェックしてみましょう。
・帰宅後、手洗い、うがいをしない
・外食やコンビニ食などが多い
・睡眠不足が続いている
・仕事や人間関係などストレスが多い
・暖房をつけっぱなしで換気を行わない
・寒いので定期的な運動をしていない
・家族や友人とタオルやハンカチを共有することがある
チェック項目が多いほど感染症にかかりやすい状態です。
風邪、インフルエンザなどの感染症から身体を守りましょう!!
・免疫力を高めましょう
免疫力がダウンしがちな冬の時期、休養や睡眠をしっかりとって、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。インフルエンザ予防には流行前のワクチン接種が有効ですが、冬の感染症予防の基本は、手洗いやうがいなど日常生活の対策が重要です。
身体を温めたり、温まる食材をとることで免疫力を高めることができます。
・マスクはつけ方・捨て方に注意しましょう
ウイルスに感染した人がマスクをしないで咳やくしゃみをすると、ウイルスが飛び、それを周囲の人が吸い込むことで感染が拡大します。症状のある人は感染防止のためにマスクを着用しましょう。また、予防にもマスクはオススメ。マスクを捨てるときは内側に触れないように気をつけましょう。
・こまめにうがいを行いましょう
電車内やデパートなど人ごみの多い場所には、ウイルスや細菌が漂い、感染する可能性が大です。
予防には帰宅直後のうがいが効果的。初めに口の中の隅々をブクブクうがいして口内細菌を吐き出します、その後新しい水を口に含んであごをあげて15秒くらいを目安に、のどの奥をふるわせて洗うガラガラうがいをします。
帰宅時だけでなく、のどや空気が乾燥している冬は頻繁にうがいをしましょう。
・こまめな石けん手洗い
ドアノブ、電車のつり革、エスカレーターの手すりなどに、ウイルスや細菌が付着している可能性があります。自分の手に細菌がつき、その手を鼻や口、目などに持っていくことで体内に侵入します。石けんを使ったこまめな手洗いで予防しましょう。
手洗いは、石けんの泡をよく立て、手のひら、手の甲、手首、指や爪の間も念入りに洗い、流水で十分にすすぎ、清潔なタオルかペーパータオルでよくふき取って乾かしましょう。
今年も残り一か月ほどとなりました。
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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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新常識!インフルエンザ予防のキホンはうがい・手洗いと〇〇〇〇? https://cocokara-next.com/lifestyle/basics-of-influenza-prevention/