【子供薬膳】夏の子供の虫刺され。赤み、腫れには「熱」を取る
虫刺されのあとが残りやすい子は「肺」と「脾」を丈夫にする
傷あとが残りやすいのは、皮膚が弱い、血流が悪い場合によく見られます。
個人差はありますが、多くの場合、皮膚と関係の深い肺、肺を支えている脾が弱い事が原因です。
肺が弱いサインと肺を強くする食材
アレルギー性鼻炎やアトピー、喘息、花粉症、鼻水が出やすい、皮膚が弱い、風邪をひきやすいなどは肺が弱い人によく見られる傾向です。
肺を強くする食材
主食:穀類
副菜・野菜:山芋、蓮根、アスパラガス、銀杏、白きくらげ
主菜・タンパク質:鯖、鰯、カツオ、鶏肉、豚肉、卵、牛乳 など
脾が弱いサインと脾を強くする食材
薬膳で言う脾とは、消化吸収システムの事です。食欲がない、ゲップがでやすい、嘔吐しやすい、下痢もしくは便秘の傾向がある、疲れやすく長時間歩けない、などは脾が弱いサインになります。
脾を強くする食材
主食・炭水化物:穀類、いも類、とうもろこし
副菜・野菜:南瓜、山芋、キノコ類、ブロッコリー、キャベツ
主菜・タンパク質:鶏肉、牛肉、大豆 など。
また甘いものを食べ過ぎると脾の働きが弱くなるので摂り過ぎには注意したいですね。
大事なのはその子に今何が必要なのかをちゃんと見てあげること
薬膳料理を作るという事は、「今、この子(人)には何が必要で何が不要なのか?」を症状から判断して適切な食事を与える事を言います。
まずは子供の様子を見てあげて、その子自身がどういう体質なのか、今どこが悪そうなのか、をちゃんと見てあげてくださいね。
[記事提供:食の専門家による出張料理サービス「シェアダイン」(https://sharedine.me/)]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。