ライスペーパーの栄養と期待される効果
「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」
ベトナム料理の生春巻きで使われる食材として知られている「ライスペーパー」。生春巻きは野菜をたっぷり巻いて食べることが多く、低カロリーのイメージがありますが、ライスペーパーそのもののカロリーや栄養素はどのような特徴があるのでしょうか。今回はライスペーパーの栄養とその効果、おいしい食べ方をあすけん栄養士がご紹介します。
ライスペーパーとは
ライスペーパーは名前の通り原料に米粉を使っています。その他にキャッサバ粉や塩などを使っていることが多いようです。薄くのばして乾燥して作られているため、市販されている状態は硬くペラペラとしていますが、水やぬるま湯にさっとくぐらせるとすぐに柔らかくモチモチになります。
ライスペーパーの栄養と期待される効果
ライスペーパーの栄養素は主に炭水化物で、その他の栄養素は微量に含まれている程度です。
炭水化物
ライスペーパーは100gあたり84.3gの炭水化物が含まれています。サイズなどにもよりますが、1枚10gとすると、炭水化物は8.4g含まれていることになります。ご飯1杯(150g)の炭水化物は55.7g含まれているので、ライスペーパーを約6.5枚食べるとご飯1杯分の炭水化物量と同じになります。(※1)
炭水化物は、脳やカラダを動かすための大切なエネルギー源です。不足すると疲れやすくなったり、集中力が低下したりします。反対に、過剰に摂り過ぎると体脂肪として蓄積され、肥満や生活習慣病の原因となるので注意が必要です。
炭水化物を体内で効率よくエネルギーに変えるために、ビタミンB1が必要です。ビタミンB1は豚肉や玄米などの未精製、豆類などに多く含まれているので、おかず・小鉢・みそ汁などでこれらの食材をとり入れるように意識しましょう。