プロが伝授!作り置きOKレシピとNGレシピの比較まとめ
[文:食の専門家による出張料理サービス「シェアダイン」(https://sharedine.me/)]
料理の作り置きは、忙しい平日夜のおかずとして非常に便利。でも、比較的日持ちする料理もあれば、早めに食べた方が良いものも。何となくの経験から日持ちの程度を判断している方が多いのでは。正しく判断するには、日持ちしない食材や調理法、その理由を知っておくことが近道です。そして調理や味付けのちょっとした工夫によって、翌日以降も美味しい料理を作りましょう。ここでは、日持ちOK・NGのレシピを理由と合わせて紹介します。
料理を長持ちさせるには、砂糖・塩・酢が大切
料理を長持ちさせるには、微生物が生育しにくい状態にしなければなりません。
具体的には、砂糖や塩を加えると、それらは食品中の水と結合し、微生物が生きるのに利用しにくい「結合水」になります。塩漬けや漬物のように、塩分の濃度がとても高い食品が数カ月日持ちするのも、このお陰です。
また、酢などを用いて「酸性」にすることで、微生物の繁殖を防ぐことができます。
酸性にすることができる調味料類は、酢やビネガー類以外にも、ワインや料理酒、ヨーグルト、マヨネーズ、リンゴジュース、レモン果汁などがあります。