ごはんをおいしく炊くために。「研ぎ方」をいろいろ試してみた!

タグ: , , 2019/7/18

●しっかり研いだお米の味は……
 次に「手のひらで押すように、水が濁らなくなるまで研ぐ」という方法です。たっぷりの水でお米を洗ったらすぐに水を捨てます。そしてお米を混ぜながら手のひらで軽く押していきます。研ぎ汁が濁ったら水を入れて軽く混ぜて水を捨て、またお米を研ぐ。これを4~5回繰り返しました。

香り=香りはやや弱い印象です(★3)
味=嚙むと甘みが口に広がります(★3)
舌触り=表面がぺっとりして、少し柔らかい印象(★3)
歯ざわり=もっちりと弾力のある歯ざわりです(★4)

総評:噛んでいると甘くなりますが、全体としてはさっぱりとした印象です。表面の旨み成分が研ぐことで落ちてしまったので、口に入れた瞬間はあまり強い味がしなかったのだと思います。

●研いだあとにザル上げをして炊くと……
 最後に「水が濁らなくなるまで研ぎ、ザルにあげて水を切る」方法で炊いたごはん。④と同様にしっかりとお米を研いでから、30分間ザルにあげておきました。

香り=あまり感じられません(★2)
味=噛んでもあまり甘みを感じません(★2)
舌触り=やわらかくベトつきが感じられます(★2)
歯ざわり=もっちりと弾力のある歯ざわりです(★4)

総評:香りと味があまり感じられず、少し水っぽい味わいです。お米にヒビが入ったせいで旨み成分が溶け出し、噛んでも甘みが薄かったのではないでしょうか。表面にベトつきがあったのも、お米の割れに関係がありそうです。

 ごはんの甘みや香りを楽しみたい人は洗うだけ、さっぱりとした風味でご飯を食べたい人はしっかり研ぐのがいいかもしれません。ザル上げするのは、あんまりおすすめできないかな……。

 とはいえこれはあくまで筆者の主観です。人によって味の好みもありますし、水加減を変えれば印象も変わってきます。実際に試してみて、自分に合ったごはんの炊き方を研究してみるのも楽しいかもしれませんね!

【監修】
スポーツクラブNAS
管理栄養士
市谷 直美

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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