ローカーボのススメ ~糖質制限で心も体も元気になった私
『ローカーボのススメ』を連載いただくローカーボ料理研究家 藤本なおよ先生。
食べ物が心と体に影響すること、そして、食事法を変えて体調が変わることを伝えてくださっています。糖質制限の大切さを先生のストーリーをお伝えします。
疲れが取れず落ち込みやすかった私が変わったきっかけ
まずは体調を崩した私の体験談から始めたいと思います。
私は社会人1年目のときいつも退社が夜の10時や11時という忙しいところに勤めていました。そのためランチはおにぎりや麺類、パンという炭水化物(糖質)だけ 。夜は食べる時間がないのでお菓子をつまむという食生活を送っていたのです。そうしているうちに体を壊してしまいました、
集中力がなくて仕事のミスも多く夜も眠れない。疲れがとれずに風邪もひきやすく休日は一日中寝ているような状態でした。気分的にも落ち込んでばかりいる感じです。
病院に行って診察を受けたら「うつ」の一歩手前だと言われました。
一時期会社を休むことになり、そうすると少しは回復するのですが、やはり疲れやすさなどは変わりません。
そんなとき新宿溝口クリニックの溝口徹先生が執筆された『「うつ」は 食べ物が原因だった!』(青春出版 社)を読んだのです。そして、私たちの血液中にあるブドウ糖の濃度、つまり血糖値の急上昇や急降下が体や心に影響を与えているということを知りました。「うつ」も食べ物が問題である、ということがわかったのです。
問題は食べ物!シフトチェンジの生活
それから私は食事の糖質を控えめにし、かわりにお肉やお魚、卵などのタンパク質、体にいい油を摂る生活にシフトチェンジしました。そうしたら、1~2か月で疲労感が本当にとれてきたのです。寝つきや寝起きの悪さがなくなり、休日も活動的になりました。
それまで35度台と低かった体温も36度台後半にまでなったのです。そのおかげで免疫力が上がったのか、風邪もひきにくくなりました。いままでは風邪をひいたら2週間も治らなかったのに「風邪っぽいかな」というときは、卵スープを飲んで一晩寝るだけで復活できるようになったのです。
幼少期からの体の弱さも克服意欲的
もともと私は幼少期から体が弱く、アトピーや喘息で病院に行っては学校に行くという生活を送っていました。さらに、花粉症にも悩まされてきました。 それが糖質制限に出合い、2013年から続けてきて、それらの症状が改善されてきたのです。食事法を変えてから、いまがもっとも体調がいいですね。いろんなお医者さんの文献も読み、花粉症のようなアレルギーも、腸内環境を整えることで症状が抑えられるということがわかってきました。
メンタル面でも、私は今まで落ち込みやすかったのに、すごく意欲的になっています。それも、糖質制限がつくり出しているのだと、私の体感としてわかりました。
コンビニの定番のアレは自分で簡単に作れる!サラダチキン
予熱で調理することによって、パサつきがちな鶏むね肉もしっとりいただけます。
■材料(2人分)
鷄むね肉••••••1枚(約300g)
にんにく••••••••••••••••••1かけ
チリパウダー•••••••••• 小2/1
塩胡椒••••••••••••••••••••••• 少々
■作り方
1.鷄むね肉は縦半分に切り、にんにくはすりおろす。
2.鷄むね肉ににんにく1かけ、チリパウダー小2/1、塩胡椒少々の材料を両面刷り込み、ジップロックに入れ、空気を抜く。
3.鍋にお湯を沸かし2を中火で2~3分時々返しながら茹でる。火を止め蓋をして20分余熱で放置する。
4.取り出し、粗熱を取りスライスする。
╱POINT╲
スパイスもカレーやガーリックパウダーなどいろいろお試しいただけます!
■ 編集部からのお知らせ
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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
〔文/構成:ココカラネクスト編集部 〕
藤本なおよ(ふじもと・なおよ)
幼少期から体が弱く様々な不定愁訴を「ローカーボ(糖質制限質制限)」で克服。「人間の体と心は食べたもので出来ている」ということを一人でも多くの人に伝えたいと思い、2014年よりローカーボ料理教室を開催する。
現在ローカーボ料理研究家、栄養医学指導師として料理教室、レシピ本のレシピ提供企業のレシピ開発、セミナー講師等で活動中。
ローカーボランドHP http://lowcarb-land.com