インプラント治療の相場は?知っておきたいインプラントの基礎知識

タグ: , 2020/3/16

インプラント治療のメリット・デメリット

続いてはインプラント治療のメリット・デメリットをみていきましょう。

メリット
・入れ歯やブリッジに比べてほかの歯にかかる負担を軽減できる
・安定感があり、左右のバランスよくしっかりと強く噛める
・天然歯同様に食事の食感や温度を感じることができる
・発音が安定して会話を楽しめる
・天然歯のように自然な仕上がりにできる

インプラントはブリッジや入れ歯とは異なり、欠損歯単独での治療となります。

周囲の歯に負担をかけることなく、元の歯と同じような見た目の自然さと安定感のある状態に仕上げることが可能です。

噛み合わせのバランスをきちんと調整することでしっかりと噛むことができ、天然歯と同様にお食事を楽しむことができます。

適切なメインテナンスをしっかり行うことで、長期的にお使いいただくことができます。

デメリット
・外科手術が必要となり、腫れや痛みを伴う可能性がある
・安定するまで噛む感覚に違和感が出る場合がある
・他の治療方法と比べると、比較的治療期間が長くなる
・自費治療のため保険治療と比べると治療費用が高額になる

インプラントを埋入する際は、歯ぐきを切開する外科手術が必要になります。

また、顎の骨が不十分である場合には、インプラント治療を行う前に再生療法を行う場合があり、治療期間が1年ほどかかることもあります。

そのほか最もネックとなる点としては、自費治療となるため患者さまの費用面のご負担が大きくなることです。インプラント治療は一部税金が戻ってくる医療費控除の対象となるため、インプラント治療を受ける際は医療費控除の手続きをされることをおすすめします。

そのほか分割払いやデンタルローンなど、柔軟なお支払い方法に対応したクリニックもございますので、ご自身に合ったお支払い方法の可能なクリニック選びもポイントとなります。

インプラント治療はこんな方におススメ

・ほかの歯を削らずに治療したい方
・ナチュラルなお口もとの美しさをご希望の方
・入れ歯は避けたい・入れ歯が合わなくて困っている方
・残っているご自身の歯をできるだけ守っていきたい方
・お食事をしっかり楽しみたい方

インプラントは元々のご自身の歯に近い状態を再現できる治療方法です。

安定すると見た目や噛み心地などにおいて、ほかの治療方法よりも優れています。

また、ブリッジ治療や入れ歯治療に比べてほかの歯に負担がかからないこともメリットです。

日常の歯磨きやクリニックでの定期的なメインテナンスを受けることで、天然歯同様の機能と審美性を長くキープできます。

インプラントが向いていない方

持病などによりインプラント治療を受けられない場合があります。

・血液が止まりにくい病気や血流をよくする薬を服用されている方
・糖尿病など全身疾患がコント―ロールされていない方
・心臓病などにより医師から外科処置を止められている方
・口腔内環境が著しく不衛生な方

持病を抱えている場合は、あらかじめ担当ドクターに確認することが必要です。

そのほか喫煙習慣があるとタバコに含まれるニコチンが歯ぐきの毛細血管を収縮させ炎症が起きやすくなるため、口腔内のご状態を含め治療前に相談してみるようにしましょう。





再生療法が必要になる可能性のある方
骨の密度が薄い方、量が不足している方、骨粗しょう症の場合は、インプラントが定着するだけの骨が足りないことがあります。そのため、インプラント治療の前に再生療法を受けていただく場合があります。

・骨粗しょう症の方
・顎骨の密度と量が不足している方

再生療法にかかる期間は患者さまによって異なります。再生療法が必要かどうか・かかる期間については事前検査を受けて聞いてみるようにしましょう。

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