知らず知らずの時間を有効活用しよう!「ホルミシス」って知っていますか?
[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]
知らず知らずの時間を有効活用する方法
(図1)定説だった放射線とその危険性の概念
(図2)新しいホルミシス域の概念
(図3)適度な運動量は感染症のリスクを下げる
私たちはいつも目に見えない放射線という粒子線(電磁波)を浴びています。からだに当たっていても何も感じません。五感(視・聴・嗅・味・触)とは全く違います。地球上にいると日頃重力も感じませんよね。
宇宙飛行士が地球に戻って来た時の映像を見ると、私たちは地球の重力に逆らって生活しているんだなぁと、改めて気付くのです。
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「放射線」と聞くとからだに害を及ぼす、恐ろしいものと思いがちです。
適切に管理されていれば、人工放射線も人のためになります。
例えば、病院で行われている胸部レントゲンやCT検査。X線検査なんて言いますよね。この検査は放射線を用いて、骨折した場所はどこか?からだのどの部分に病巣があるか?などを画像で確認できます。
しっかりと人や動物の役に立っています。
自然界から放たれる放射線(自然放射線)もあります。川や海、宇宙からも降り注いでいます。墓石に用いられる御影石などの岩石からも。
表題にもある「ホルミシス」とは、ある物質を高濃度か大量に用いると有害になるけれど、そうならない程度に調整されれば有益になることです。(※1)
アメリカ・ミズーリ大学生命科学教授のトーマス・D・ラッキー教授が、むかし提唱されていた放射線の害について新しい概念を発表されました。それまでは放射線量が多くなればなるほど、その危険性が比例するというものでした(図1)。しかし受ける放射線量によっては有益となる範囲(量?)があるという理論です(図2)。それを「ホルミシス域」 といいます。(※2)