抜くべき親知らずの見分け方と抜歯のタイミング
親知らずのタイプと抜くべき親知らずの見分け方
では、実際に親知らずが生えてきたら抜くかどうかをどのように判断すれば良いのでしょうか。親知らずは次のようにいくつかのタイプに分けられるため、まずは歯科医院で自分の親知らずの生え方を検査してもらうことが必要です。
抜く必要のない親知らず
・まっすぐ生えているタイプ
他の歯と同じようにまっすぐ生え歯ぐきの上に完全に露出している場合、親知らず特有のトラブルは起きにくくなります。ただし、このタイプの人はむしろ少数派のようです。
抜くことをおすすめする親知らず
・歯の一部が露出していたり斜めに生えていたりするタイプ
親知らずが横向きや斜めに生えてくると、歯の一部分だけが歯ぐきの上に露出してくることがあります。実は、一番リスクが高いのがこのタイプ。隣の歯と親知らずの間にプラークがたまりやすくなり、放置すると親知らずだけでなく隣の健康な歯まで虫歯や歯周病になってしまいます。
・完全に歯ぐきの中に埋まっているタイプ
親知らずが横向きに成長すると、歯ぐきに完全に埋まったままになってしまうことがあります。このタイプの場合は虫歯や歯周病になることはないのですが、隣接する歯に当たって負担を与え、歯の根を溶かしてしまうことも。また、隣の歯を押すことで歯並びも変わってしまうことがあります。