松本人志さんから学ぶ「臨場感トーク」
■スパイスとしてイロイロ投入
さらにスパイスとして、臨場感を生むためにいろんなものを入れてみます。
①鍵カッコ「 」
誰かと会話をしたときのことを話すときは、棒読みではなく、舞台役者になったつもりで、感情を込めます。
映画やテレビドラマの俳優よりも臨場感が必要な「舞台役者」の気分で、オーバーに話してみる。
「こんにちは」ではなく、「ハ~イ!こんにちは~~~!!!」です。
②擬音
ゴロゴロ・ドカドカ、ビュンビュンなど、まるでその音が、「言葉」だということを聞き手に忘れさせてしまうほど、クオリティーの高い擬音を使って音を再現します。
③間
「間」を空けると、次にしゃべることに期待が生まれます。
自信を持って間を空けても大丈夫です。
ためて、ためて、ためてGO!
④たたみ込む
話が佳境に入ってきたら、たたみ込んでしゃべってみます。
スピードを上げて、気持ちよくバンバン行きましょう。
スケートリンクで、羽生結弦さんになった気分でスイスイ滑っている感覚を持ちながらたたみ込むと最高です。
⑤表情
表情は、当然ながら話す内容にマッチさせながら、変化させます。
楽しい話は、楽しそうな顔をしてしゃべります。
当たり前のように聞こえますが、ときどき無表情で楽しい話をする人もいて、ちょっとコワイことがありますので要注意です。
⑥身振り手振り、体振り
しゃべりながら「相手と体験を共有したい」と思えば、おのずと身振り手振りを使いたくなります。
そして恥ずかしがらずに、体でも表現すると、より臨場感が出てきます。
ここでも先ほどの「舞台役者のつもり」が生きてきます。
これが臨場感のあるしゃべり初級編です。
いかがでしょうか。
松本人志さんに学ぶ人をグイグイ惹きつけるあの「臨場感トーク」。
まずは、ご家族や友だちを前に、ちょっと試してみていかがでしょうか。
コツは、恥ずかしがらずに思い切りしゃべるということです。
留守録の応答メッセージを自分で吹きこんでみると、思い切り抑揚をつけてしゃべったつもりでも、聞き返してみると、平坦なしゃべり方になっていると感じたことがある方もいるのではないでしょうか。
自分が思うよりも抑揚なく話している人は意外と多いものです。
抑揚があれば、話は伝わりやすくなります。
相手は、自分の話を聞きながら、自分と同じ経験をすることができます。
話している自分自身も楽しくなってきますよ。
[文:桑名涼子オフィシャルサイト|司会者|トーク診断士|タレント]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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桑名涼子(くわな・りょうこ)
相性を育てるトーク診断士/司会者/タレント
キャスター、パーソナリティー、コメンテーター、エッセイストとして「言葉」を軸に活動すると共に、トーク診断士として、人のしゃべりのタイプを8つに分けたコミュニケーション・ツール「相性を育てるしゃべリング8」を考案し、メディアや、企業の人事、人間関係、恋愛などのコンサルに活用。
また、全国各地で、「コミュケ―ション」と「言葉・会話・プレゼン力」等をテーマに、「笑って、動いて、感じる講演」を実施。受講者は1万人を超える。
「エキサイティングで安心できる司会者」をモットーにイベントや式典、トークショーなどで、司会者として活躍する。
著書「モテる!美人トーク」(ファスト出版)/「ユンユンの大好きな人」(双葉社)他
<座右の銘>
「面白い人でいたいから、面白いことをやっていたいと思う」
●桑名涼子オフィシャルサイト(http://ryoko-kuwana.net)
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