歯がしみる原因は虫歯?それとも知覚過敏?
[記事提供:Ha・no・ne(ハノネ)~毎日キレイ 歯の本音メディア~(https://ha-no-ne.com/)]
歯がしみる症状が気になる…知覚過敏や虫歯の可能性は?
知覚過敏の特徴
歯の表面を覆っているエナメル質は、冷たいものを食べたりしても、基本的にしみることはありません。しかし、エナメル質の内側にある象牙質が何らかの理由によって露出すると、刺激が神経に伝わりやすくなり、歯がしみるようになります。これが、知覚過敏の原因だと考えられています。
知覚過敏になる原因にはさまざまなものがあげられますが、よくある理由の1つが歯周病です。なぜなら、歯周病になると歯茎が下がってしまうためです。日本人は約8割が歯周病または歯周病予備軍だと考えられているため、歯周病によって知覚過敏になる可能性は非常に高いといえるでしょう。
また、歯ぎしりや食いしばりも知覚過敏の原因につながります。上の歯と下の歯を強くこすり合わせて歯が削れることによって、知覚過敏になるほか、強い圧力をかけることにより歯の根元が欠けてしまい知覚過敏になることもあります。
なお、歯ぎしりや食いしばりを自覚していないという人は少なくありません。もし顎が疲れやすいと感じるのであれば、歯ぎしりや食いしばりを疑う必要があるといえるでしょう。
そして、少し意外なのが歯磨きによっても知覚過敏が引き起こされるということです。歯磨きをしすぎると歯茎を傷つけて歯茎が下がる原因を作ってしまうほか、強く磨くことによって歯が削れてしまうこともあります。硬い歯ブラシを使ってゴシゴシと磨く癖がある人や、歯磨き粉をたっぷり使う人は、知覚過敏になりやすい傾向があるのでご注意ください。