歯科衛生士が推奨!自分に合った歯ブラシ選び
[記事提供:Ha・no・ne(ハノネ)~毎日キレイ 歯の本音メディア~(https://ha-no-ne.com/)]
今回の題材はズバリ「歯ブラシ選び」!
ほとんどの方が歯ブラシによる歯磨きを毎日行っているはずですが、オーラルケアにおけるマストアイテムにもかかわらず、歯ブラシ選びにこだわっている人はあまり多くはない印象です。そのため、今回はケアの仕方や考え方ではなく、ケアをするためのアイテムについて触れていきたいと思います。
身近なようであまり注目される機会が少ない歯ブラシですが、実は店頭に並んでいる歯ブラシはどれも同じではなく、それぞれ特徴が異なります。なぜ特徴が異なるかと言うと、それは人ぞれぞれの口腔内の状態や環境が異なるからです。多くの種類が店頭に陳列されている歯ブラシですが、自身のお口の特徴に合わせた歯ブラシ選びをすることが重要です。「歯磨きのプロ」とも呼ばれる歯科衛生士が歯ブラシ選びの秘訣を紹介します。
磨いたようで実は全然磨けていないって本当!?
この記事をご覧になっているみなさんは、歯の健康への意識も高く、丁寧な歯磨きを心がけていることだと思います。歯磨きに自信のある方は、一度ドラッグストアなどで手に入る「歯垢染色液」を使って自分の歯がきちんと磨けているかチェックしてみると良いでしょう。すると多くの人の場合、意外な結果が出ることもあるようです。
実際にコラムを読んで歯垢染色液を使ってみてくれた方も中にはいるかもしれませんが、恐らくその結果に驚愕しているかもしれません。なぜならいつもあんなに丁寧に磨いているにもかかわらず、残った歯垢に色がつきバッチリ赤く染まっているのではないでしょうか?結果にショックを受けるかもしれませんが、それが現実です。磨いたつもりになっているだけで、効果的な歯磨きができていない可能性があることをきちんと認識しましょう。
歯科医院ではプラークコントロールコード(PCR)と言って、歯周病予防のために歯磨きができているか染め出し剤でチェックする方法があります。すると大抵の方は70%くらい汚れがついています。歯垢がきちんと取れるかは、磨く時間や頻度だけではなく、正しい磨き方であることが重要です。そうでないとPCRにおいてもスコアが良くならない傾向にあります。