40代に入ると感じ始める「疲れやすい体」の正体とは?
[記事提供:カラダ・知る・ジム – BODY TIPS(https://www.bodytips.co.jp/)]
最大の原因はある関節の硬さにあり!
「疲れない体」というフレーズをこの1年くらいでよく目にするようになった。私が8年くらい前に書き始めたアラフォー向けの年齢に負けないカラダづくりをテーマにしたブログにも未だに読者登録が来たりするので驚く。もう4年半くらい更新せず放置しているのに。
そんな人気のキーワード、「疲れない体」は明らかに40代以降の人たちの関心の的である。疲れの原因はもちろんひとつではない。疲労には肉体的、精神的、神経的などいくつかの要素がある。そして、すでに多くの人がいろいろと書いているかと思うが、私自身がその年代を経験し、21年のトレーナー人生において確信する「疲れやすい体の原因はコレ!」という答えがある。
それはズバリ!仙腸関節の硬さにある。
あまり難しくならないように説明してみたいと思う。
・合わせて読みたい→
30〜40代からの生活習慣病予防は認知症予防にも効果的!?(https://cocokara-next.com/lifestyle/dementia-prevention/)
疲れない体のカギを握るたった4mmの動きとは?
この関節は骨盤のド真ん中にある仙骨とその両端にある腸骨という骨との間にある。絵を見てもらえば一目瞭然かと思うので無駄な説明は省略する。
この関節は最大でも4mm程しか動かないと言われている。しかし、それが4mmでも動かなければ人間の動きは大きく制限され、歩くのも左右の脚が分離独立して動かず、脚が骨盤ごといっしょに動き、ひと昔前のロボットみたいな歩行になってしまう。
そして、この関節のユニークなところは、ここに筋肉がひとつも付いていないということ。つまり、この関節を直接的に動かしたり、支持したりする動力源がそこにはないのだ。動くためにはお尻や腿の前後、内外の筋肉などが働く。
そしてもっと大事なことは、例え4mmといえども関節がグラグラしないように支持しなければならない。その支持がないと上に立つ背骨と頭が不安定になってしまう。その大事な役目を担うのが、いくつかの強力な靭帯だ。これが張力を発揮して支持し、緩んで動きを出してくれる仕組みになっている。
仙腸関節がどのように動くかを模型を使って動かしてみた動画でご紹介する。少し大きく動かしているが、実際にはこんなに大きくは動かない。何てったって4mmしか動かないのだから!