歯を大切に!8020運動とは
みなさんは8020(ハチマルニイマル)運動という言葉を聞いたことがありますか?
虫歯予防や歯周病予防が大切なことは聞いたことがあるかもしれません。しかし、それがなぜ大切なのか、本当の理由をご存じでしょうか。
今回は8020運動のご紹介から、歯の大切さをご説明します。
■8020運動とは
平成元年、厚生労働省と日本歯科医師会が提唱して開始された今年30周年を迎える運動です。「80」は80歳、「20」は20本、つまり80歳になっても自分の歯を20本保とうという取り組みです。
親知らずを除く成人の歯の数は、28本になります。このうち少なくとも自分の歯が20本残っていれば、しっかり租借ができ、おいしく食事をいただくことができます。
8020運動実施当時、8020を達成している高齢者は非常に少なく、10人に1人にも満たない状況でした。それが8020運動の普及・認知により、平成28年には達成者が5割を超えるまで向上しました。
8020を達成するにはどのようなことを行えばよいのでしょうか。
■大切な口腔ケア
歯を失う主な原因として、虫歯、歯周病、外傷などが挙げられます。この中で普段から予防を行えるのが、虫歯と歯周病です。
30代以降、歯の喪失の原因として、虫歯と歯周病が半数以上を占めています。虫歯や歯周病は、日頃の食習慣や生活習慣により進行します。特に、普段の口腔ケアがとても大切になります。
歯周病と糖尿病の相関関係も指摘されていて、虫歯や歯周病は、全身疾患にも影響を及ぼす可能性があると言われ、さらに、歯や口の健康は運動にも影響を及ぼすことが分かっています。
歯の噛み合わせが悪いと運動のための正しい姿勢が取れなくなったり、力を入れる際に歯を食いしばることができず強い筋力が発揮できなかったりします。
歯や口の健康は運動に影響を及ぼし、運動能力の低下は全身の健康に影響を与えます。健康的に、楽しく過ごすには歯や口の健康がとても大切なのです。
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