元巨人・堀内恒夫さんから学べるSNSの使い方、姿勢とは
しかし…。
時代は変わるのです。
ブログに綴られる厳しくもどこか温かい、巨人への愛情あふれる文章は、完全にファンの心を奪いました。中でも特筆すべき点は、ファンからの質問に真摯に応えていることです。中でも捕手・小林への優しい叱咤は、「コバギャル」と呼ばれる女性の小林マニアにとって、心のよりどころになっています。
一例を挙げます。3月25日の投稿は「オープン戦最後の試合」。ここでもファンから「クック投手のクイックが遅い。走者が出たらフリーパスになるのでは」との質問が寄せられました。堀内さんの回答は明快でした。
「誠司を使うしかないね。ピッチャーのクイックが遅ければその分、キャッチャーの肩でカバーしなくちゃ」
FAで新加入した炭谷、打撃が優れる大城とのサバイバル戦の中で、「誠司くんはどうなっちゃうのかしら?」と日々、気が気でない「コバギャル」にとっては、勇気づけられる言葉と言えるでしょう。
人生は長い。いつでも軌道修正は可能です。特にSNS上では人間みな平等。リツイートも「いいね」も、アカウント1つにつき1票なのです。過去の実績や役職にとらわれることなく、寄り添う姿勢を前面に押し出していけば、必ず相手に伝わるということを「ブロガー・堀内恒夫」からは学ぶことができます。
監督時代に苦労した分、人間味がさらに増したのかもしれません。ヒールからベビーフェイスへの転向に成功した堀内さんの生き方は、ビジネスパーソンにとってもよき教材と言えそうです。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]