外向型を超える内向型リーダーの魅力

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[文:桑名涼子オフィシャルサイト|司会者|トーク診断士|タレント(http://ryoko-kuwana.net)]

■外向型至上の誤解

 私たちは幼いころから、外向的な人を良しとする傾向があります。

笑顔で人に接し、ポジティブで、初対面の人ともすぐに打ち解け、部下の相談に積極的にのり、話題も豊富で話術も上手い。

そんな外向的な人になりましょう、と教えられてきました。

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ですから、「自分は内向的だ」という自覚があっても、あえて外向的にふるまったり、なるべく内向的だと思われないようにしようとする傾向があります。

そもそも外向型と内向型とは、どういうことなのでしょうか。

「外向型・内向型」という言葉は、100年近く前にユングが伝えました。

ですが、その後様々な研究者がこの言葉の多様な定義を述べ、今やっと淘汰されつつあります。

外向型は「強い刺激でちょうどいいと感じるタイプ」、
内向型は「低い刺激でちょうどいいと感じるタイプ」と、捉える定義です。

強い刺激とは、毎日初対面の人と会うとか、過激なスポーツに挑戦するとか、どんどん行動していくなどです。

弱い刺激とは、本を読んだり、温泉に入ったり、親しい人と食事をしたりという感覚です。

内向的な面と外向的な面の両方を持ち合わせている両向型もいれば、外向的だけど内気な人、内気ではない内向型の人もいるので、一概に「内向型か外向型か」を決めることは、できません。

ましてやどちらがいいという訳でもありません。

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