東京五輪 「招致」と「本番」双方の舞台に立つ唯一の美女アスリート ~次世代アスリートへ贈った「技術」と「食」のアドバイス~

タグ: , , , 2018/5/31

レース朝はパンよりご飯がおススメ


 「バイクはハンドルよりサドルの方に重心を乗せる感覚で。お腹に力を入れると…」

 トライアスロンの世界ランキングで現在6位で、2020年東京五輪ではメダルが期待される佐藤優香(トーシンパートナーズ・NTT東日本・NTT西日本・チームケンズ)は、6月22日(金)21時54分から放送のBS朝日「アスリートインフィニティ」の収録で、未来のトップアスリート候補へこう語った。

 同番組ではその競技のトップ選手が次世代のアスリートへ技術、心構え、食事の摂り方などアドバイスをする。

 レース当日の朝の勝負メシはカレーだと言う佐藤優香は、中学3年生の市川暖乃香さんから「レース当日はスタート時間が早く、朝は何を食べたら良いか?」と言う質問に、「レース1時間半前くらいはエネルギーゼリー等がおススメ。朝はパンよりご飯がおススメです」とアドバイス。

2020年東京五輪の「招致の舞台」と「本番の舞台」の双方に立つ唯一のアスリート

 佐藤優香は2010年にシンガポールで行われた第1回ユースオリンピックの大会初日の一番最初に行われた競技・女子トライアスロンで優勝、金メダルを獲得。そのレースで着ていたユニフォームはスイス・ローザンヌにあるIOC本部に飾られており、早くから世界的に評価されていたアスリートだった。

 2013年にアルゼンチン・ブエノスアイレスで行われたIOC総会では、東京五輪招致のプレゼンテーションの舞台に安倍首相、猪瀬東京都知事(当時)に挟まれ登壇。2020年東京五輪の「招致の舞台」と「本番の舞台」の双方に立つ唯一のアスリート、世界中でただ一人のアスリートだ。

 2012年ロンドン五輪出場を逃し、その悔しい思いから生まれた意識変革、猛烈な練習量で2016年リオデジャネイロ五輪では日本選手最高位の15位に。バイクからランへのトランジットまでは先頭集団の中で闘い、世界トップ選手達の背中を追い東京五輪でのメダル獲得へつながる景色を見る事ができた。

 「走り方とか体の動かし方をすべて変えて…。効率良いフォームだと疲れがたまりにくくなるし、高いパフォーマンスを持続できる」

 毎年秋にお台場で開催されるトライアスロン日本選手権への出場が目標だと言う市川さんに、最後にこう声を掛けた。

 「私も中学の時は日本選手権への出場が目標でした。私も目標が叶ったので、一緒に頑張りましょう」

 今シーズンは第1戦WTSアブダビで8位、第2戦バミューダで7位と2戦続けて入賞し、2018年5月30日現在は世界ランキング6位。

 東京五輪まであと2年2か月。

 佐藤優香が中学生の頃の目標だった日本選手権出場を高校生で現実にしたように、大人になってからの目標・メダル獲得を地元・東京の舞台で手に入れる事は現実的だ。

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

佐藤優香(さとう・ゆか)

リオ五輪代表、所属:トーシンパートナーズ、NTT東日本・NTT西日本、チームケンズ
1992年1月18日 千葉県佐倉市出身
日本橋女学館高校時代から日本ジュニアトライアスロン選手権など、数々の大会で優勝を果たす。
2010年にシンガポールで開催されたユースオリンピックで優勝し、記念すべき金メダル第1号となる。2012年ロンドン五輪は出場を逃したが、2016年リオデジャネイロ五輪では日本選手最高位の15位に入る。

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