前例なき高校球児救済策に賛否両論「コロナの危険を承知で強行するのはチャレンジではなく・・・」

タグ: 2020/6/13

●反対派
「問題は移動リスクなのに、都道府県をまたぐなら、開催するのと同じ。はじめから無観客で春のセンバツ大会をやればよかったのに。中止が決まって目標を切り替えて、引退した選手もいるはず。大人が子どもたちの気持ちを振り回しすぎている」

「高校野球の特別扱いは今にはじまったことではないが、今回ばかりは人の命がかかっている。目先のことを考えず、リスクがあれば、踏みとどまらせるのが大人の役目。考えなおしてほしい」

「大会中に感染して、戻った学校やコミュニティーでクラスターが発生して、失われる命があるかもしれない。何かあった時、責任の所在はどうするのか」

「教育現場ではみんなが我慢している。部活の大会だけでなく、修学旅行など学校行事は中止。授業ですらままならないのに、野球部だけは特別、県をまたいで移動して宿泊して発表会もできる。教師としては、生徒たちに説明のしようがない。差別、忖度(そんたく)を教えればいいのか?高校野球が教育を語るのは、今すぐやめてもらいたい」

「センバツ出場校への救済措置はすばらしいことだが、コロナが収まらないために中止にした夏の大会と同じ時期というのは…。しかも熱中症で毎年スタンドで倒れる人がいる時期にマスクして移動させる?かなり無理がある」

「無観客で収入がないといっても、見たいファンがいれば放映権が絡み、ドラフト前に1試合だけ行うプロスカウトのための品評会とも考えられる。コロナの危険を承知で強行するのは、チャレンジではなく、大人の利権絡みとしか思えない」

 救いの手を差し伸べた日本高野連は夏の甲子園開催を中止にしたが、緊急事態宣言の解除を受け、各都道府県の高野連主催で地方大会を代替開催する動きが広がっている。甲子園に出場できるセンバツ32校と、望みを絶たれた他校とモチベーションの違いは明らか。何もかも前例がないだけに、波乱含みの「夏」となるのは間違いない。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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