入団直後にトミー・ジョン手術…どん底からはい上がった野球人生

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 ただ彼の凄いところはこの苦しい闇の時期からはい上がったところです。地道なリハビリを丁寧にひたむきにこなし、復活まで気の遠くなるような工程で一切手を抜かなかった。12年にセットアッパーで50試合に登板して防御率1.21、13年は自己最多の64試合登板、14年も3年連続50試合以上登板と救援陣の屋台骨を支えました。15年9月に2度目のトミー・ジョン手術を受けた後もリハビリを懸命にこなし、17年に32試合登板。心が折れずに何度も立ち上がる。野球に対する姿勢、執念は若手たちのお手本でした。

 真面目で口数は決して多くありませんでしたが、実直な性格で人望も厚かったです。何よりも野球が大好きな男です。現役は引退しますが、山本投手はこれからも野球に携わってほしいと強く思います。

[文/構成:ココカラネクスト編集部 平尾類]

高橋 純一(たかはし・じゅんいち)

高橋 純一

MLBサンディエゴパドレスで通訳兼コンディショニング補佐を務めた後、千葉ロッテマリーンズ、ヤクルトスワローズ、DeNAベイスターズファーム等でチーフトレーナーとして活動。17年より独立。幅広いストレングス&コンディショニング領域をアレンジ、シンプル化させ、「俺、最高。」「やってみるをかなえる。」をキーワードに老若男女問わず、自分の肉体の可能性を高め、向上していくサポートを行う。コーポレートコンディショニングという企業のトレーニング意識を変えるコーチングも担う。

J.T. STRENGTH & CONDITIONING コーポレートサイト(http://www.jt-sc.com)

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