【スポーツメンタル】弱小チームから脱却!新チームになってから意識したいこと

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[文:スポーツメンタルコーチ鈴木颯人のメンタルコラム(https://re-departure.com/index.aspx)]

 新しいチームになってから、スポーツメンタルコーチとして意識していることがあります。今回は私が実際に携わっているチームの事例を踏まえながら、新チームで選手が新しい環境に適応するための秘訣を綴っていきます。

まず大前提として、早くチームとしての結束を固める必要があります。この時期にチームの結束を高めておくことができないと、そのさきに待ち構える問題が起きるからです。その仕組みを上手に伝えてくれているのが、タックマンモデルです。

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タックマンモデルとは?

タックマンモデルは、チームが形成され、成長し、そして解散するプロセスを説明するために開発された心理学の理論です。このモデルは、ブルース・タックマンが1965年に提唱し、その後、彼の共同研究者であるメアリー・ジェイン・ジェンセンと共に改良されました。タックマンモデルは、グループが通常経験する4つの段階を説明しています。

形成期(Forming)

グループの最初の段階は、形成と呼ばれます。この段階では、グループメンバーはお互いを知らず、目標や役割がまだ明確になっていません。メンバーは、自分自身をグループに適応させるために努力します。

混乱期(Storming)

グループが一定の成長を遂げると、矛盾が生じることがよくあります。この段階は、矛盾の発生によりスムーズに進行することができなくなる段階です。グループメンバーは、それぞれが異なるアイデアや意見を持っていることが明らかになり、意見が衝突し合います。この段階は、グループメンバーがお互いの個性や役割を理解するために重要な段階。

統一期(Norming)

矛盾が解消されると、グループメンバーはお互いをより良く理解し、共通の目標に向かって協力するようになります。この段階では、グループの規範やルールが確立され、グループメンバーは互いに信頼し合い、役割や責任を受け入れるようになります。

機能期(Performing)

グループが成長し、規範や役割が確立されると、業績が向上し、グループは生産性を高めます。この段階では、グループメンバーはお互いを支援し、目標を達成するために必要なアクションをとります。

特に二番目における、混乱期はチーム運営をする上で避けては通れない時期です。その時期の過ごし方次第で、チームの命運が決まると言っても過言ではありません。では、その際にどんなことが大事になってくるのでしょうか?そこで、新しいチームになった選手たちが意識するべきポイントを紹介します。

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