スポーツにおける「ゾーン」に入るためには?
楽しくやってる人ほどゾーンに入る
これだけ競技に打ち込んでいても、楽しく取り組む人には真剣にやっている人は追いつけません。
真剣にやっていても、楽しくやっている人には勝てません。
この違いこそが、スポーツの不条理な世界です。
結果を出す人ほど、適度なプレッシャーしかありません。
しかも、そのプレッシャーすら楽しいと感じる心地良いプレッシャーです。
それだけ楽しくやればやるほど脳内の中ではある物質が出ます。
・エンドルフィン
・セロトニン
・ドーパミン
・アナンダミド
・ノルアドレナリン
それらが放出されることで脳波が通常の覚醒時に出るベータ波ではなく、α波とθ波の中間になり夢を見るときのような状態になります。
この時に、意思を司る前頭前野の機能がオフになり思考等がストップし身体の感覚に委ねてプレーができる訳です。
こういったゾーン状態に入るために下記の3つをポイントにしてください。
1、ワクワクする体験を増やす
2、気が散るものをなくす
3、調子が良い時間をしる
さらには、課題の難易度もあるのですが、大事なことは自分が出来ることをシッカリと理解し、それだけを愚直するやりこむことが大事です。
いかに「欲」を捨てることができるかがゾーンに入るポイント
結局、人は欲まみれの動物です。
この欲を捨てることがゾーンに入るための絶対条件です。
その為の方法として手っ取り早いのが過程を大事にするということです。
つまり、結果を出したいなら過程を大事にして欲しいのです。
上手くいかない選手は、この過程を疎かにしがちです。
特に、試合中に出来ないことを選択しがち・・・
それでは試合では上手くいきません。
ある種、自分で自分のリズムを壊すキッカケになりがちです。
もちろん、それで上手くいくこともありますが確実性はとても低い。
だから安定した結果を生み出せずそんな自分が嫌いになります。
目指すべき目標が何か?
それによってゾーンの入り具合は変わってくるでしょう。
そして何よりも、欲を捨てる。
そのためには。競技を心から好きな自分を思い出して欲しいのです。
それができれば、ゾーンも近いです。
[記事提供:スポーツメンタルコーチ鈴木颯人のメンタルコラム(https://re-departure.com/index.aspx)]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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鈴木 颯人(すずき・はやと)
プロ野球選手、オリンピック選手などのトップアスリートだけでなく、アマチュア競技のアスリートのメンタル面もサポート。全日本優勝、世界大会優勝など圧倒的な結果を生み出すメンタルコーチングを提供中。