ポイントは日常の【ルーティン】化~自律神経研究の第一人者小林先生がおススメ5つ(前編)
ルーティンのススメ【2】出発時間に余裕を持つ
自律神経を乱すものはセレクション。朝どれにしようかというものを無くすことです。アップルの創始者スティーブ・ジョブスはずっと同じ洋服を着ていたことでも有名です。
そして、出発の時間に余裕を持つこと。ギリギリで電車に飛び乗る行為は自律神経を乱してしまいます。また、余裕があるならば、遠回りして歩くのもいいですね。それができなければ、普段エスカレーターやエレベーターを使わずに階段を上るようにすることです。階段を上がることで大腿四頭筋を使います。寝転がっていて、動かないと一番落ちるのが大腿四頭筋。下腿、下肢の筋肉、ふくらはぎの腓腹筋、ヒラメ筋というのはなかなか落ちないんです。ランニングなどしなくても、歩くだけで十分です。20代のときと違って、30代、40代と歳を重ねると動かなくなるので、動くことが重要です。
後編に続きます。
「自律神経が整えば休まなくても絶好調」
小林 弘幸 著 KKベストセラーズ
日本人がなかなかできない「休み方」について自律神経の働きに沿って丁寧に解説。普段の生活で気をつけるべき25個のコツも紹介。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
〔文/構成:ココカラネクスト編集部 〕
小林 弘幸(こばやし・ひろゆき)
1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手や文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上にかかわる。じつは、漫画雑誌が大好き。