遅延で先発炎上…おふざけOK?水着姿は?始球式のOKとNGの判断基準は?
水着での始球式は?
4月23日、日本ハムの2軍本拠地、鎌ヶ谷スタジアムで行われたイースタンリーグ公式戦、日本ハム・西武戦の始球式にも賛否両論が渦巻きました。2019年なぎさイメージガールの南衣伶夏さんが登場。水着姿で登場したからです。
SNS上では17歳の健康的な美を素直に称える意見もある一方、「水着よりユニフォームで登板させるべきでは」「真剣に野球をやる選手にも失礼」との声も散見されました。
現在、鎌ヶ谷の2軍施設には吉田輝星投手や清宮幸太郎内野手も汗を流しており、ファームとはいえ、スポーツ各紙は記者を常駐させています。かわいいアイドルの始球式はメディアが食いつく話題であり、すぐにネットニュースになるので、発信側の宣伝効果は大きいものがあります。
エンターテインメントか、スポーツの品格か。バランスが難しいところです。
参考にしたい事例
参考にしたい事例があります。タレントの柳沢慎吾さんが横浜スタジアムで繰り広げる「日本一長い始球式」です。柳沢さんは高校野球の大ファン。中でも横浜高校フリークとして知られています。
投手から実況アナウンサー、監督、球審などを一人で演じ、DeNAの選手も巻き込む壮大な始球式は、野球ファンの絶大な支持を得ています。
なぜか。
演じる柳沢さんの根底に、野球愛があふれていることが、観客に伝わるからでしょう。
選手や野球へのリスペクトがあればOKだし、なければNG。始球式を取り巻くファンの思いは、意外とシンプルな判断基準によって決まるものかもしれません。最低限の礼儀を忘れずに、令和時代も華やかでエキサイティングな始球式を楽しみたいものです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]