若槻千夏さんから学ぶ、ネット炎上の「消火方法」

タグ: , 2019/8/2

真摯に反省し、真っ正面から対応

 案の定、若槻さんの発言に、SNS上では非難の声が沸き上がりました。すると若槻さんは翌日、自身のインスタグラムにこう投稿します。

 「この度は、自分の発言により、先生や先生に関わる方々、また視聴者の皆様に大変不快な思いをさせてしまう内容に至ってしまいました。軽はずみな発言を反省しています」

 「私の発言の意図は、『先生の負担を増やしたい』『先生に過重労働をして欲しい』『先生に自分の子供の責任をおしつける』という意味では全くございません」

 「毎日ご一緒する先生方との繋がりが、子供達や保護者にとっての安心のよりどころになっている事もあり、そこをきっぱり割り切ってしまわれるというお話に対して、一個人として、悲しさを覚えてしまったのは事実です」

 「ただ、このような発言が、過重労働で大変な思いをされている先生方の心や身体の負担に繋がり、そのようなプレッシャーから先生になりたい方が減少してしまうという日本の『教師』という職業の現実問題と大変さを改めて痛感しました」

 すると、「失敗から学ぼうとする姿勢が立派」「子供を思う姿勢も伝わってきたし、先生の立場を慮るところも共感できる」などと潔い姿勢を評価する声が相次ぐ一方で「教師もプライベートを充実させて幸せになる権利があることを認めて欲しい」との意見も散見されました。

 今回の若槻さんの炎上劇を通じて、教師の時間外労働問題や業務過多があらためて広く世間にフォーカスされ、議論されたことは、十分な意義のあることだったとも言えます。

 比較的、穏やかにこの話が収束していった背景にあるのは、若槻さんが取り繕うことなく真摯に反省し、真っ正面から対応した点です。「言い訳は進歩の敵」とも言われますが、自身の非を認め、教員の大変さに思いを致したところは、炎上の「消火活動」としては一定の評価が出来るものでしょう。

 人間の本質は成功時ではなく、失敗時にこそ現れると言われます。やらかした時こそ、その場から逃げることなく素直に過ちを認め、頭を下げた上で前に進む。今回の騒動における若槻さんの立ち居振る舞いから、我々も学んでいきたいものです。

 そして日本全国の教育の現場で奮闘を続ける先生方のココロとカラダが、常に健康でありますように。先生方が元気ハツラツでなければ、子供達に生きることの喜びを伝える事なんて、できないでしょうから。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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