松坂大輔、悔やまれるファン起因のケガ。選手生命に影響は?再発防止策は?
ファンサービス、今回の問題以外にも…
ファンサービスという点では、松坂人気で多数のサイン入りグッズがネット競売に出回り、高額で取引される事態も問題になっていた。4日には球団サイトで「沖縄春季キャンプにおいて、一部のファンの方で転売を目的として選手へサインを求められる行為が見受けられています。このような行為には決して及ばないようお願いいたします」と注意喚起したばかり。
それでも松坂は「僕が考えても仕方がない」と即席サイン会を継続していただけに、何ともやり切れない。
たしかに選手とファンが触れあう機会は少ない。一部の心ないファンは「サインは1人1回、1個まで」とルールを設けても、変装して列に何度も並ぶ人がいる。子供や周りを押しのけてでも、お目当ての選手に近づこうとする人も多い。興奮して選手につい触ってしまうこともあるだろう。しかし、想像してみてほしい。安易な行動が選手生命に関わるとしたら?
松坂は右肩に「爆弾」を抱えている。
今回の事故が、年齢的にも選手生命に関わる可能性は否定できない。握手やハイタッチの際は、利き腕を出さないなど、選手側も注意を払う必要がある。選手とファンの距離感。ファンサービスを推進するうえで、球団単位でなく、プロ野球界全体で議論していかなければならないだろう。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]