ここがヘンだよ高野連 謎でムダな処罰まとめ

タグ: , 2019/1/26

◆侍ポーズ禁止
18年夏の甲子園で準優勝した金足農(秋田)吉田輝星投手が登板前に行う「侍ポーズ」が禁止された。試合前、センターを守る選手の方向を向いて、侍の居合抜きのような仕草をし合ってリラックスするルーティン。ところが準決勝の試合前、高野連の職員から「もうしてはいけない」と注意を受けた。大会後、吉田が選ばれたU18日本代表で再び侍ポーズ禁止を通達した高野連は「国際試合では誤解を生むかもいれない」と報復行為の可能性を指摘した。

【ここがヘン】→国際試合はともかく甲子園では、相手を挑発しているわけでも遅延行為でもない。地方大会、甲子園準々決勝までは認められてきたのに、なぜか準決勝から禁止に。

◆カット打法禁止
13年夏の甲子園で、花巻東(岩手)千葉翔太選手の「カット打法」が準決勝から事実上禁止された。バスターエンドランのような打法でカットした打球の一部が、審判員に「スリーバント失敗」と判断されるものもあると注意を受けた。156センチの小兵が強豪校でレギュラーをつかむために、徹底して磨いたファウルを打つ技術。注意を受けた準決勝・延岡学園(宮崎)戦ではカット打法を封印して無安打に終わり、チームも敗れて涙を流した。

【ここがヘン】→選手の個性、これまでの努力を踏みにじるような対応。地方大会、甲子園準々決勝までは認められてきたのに、なぜか準決勝から禁止に。

◆祝勝会中止
15年春、北陸勢で甲子園初優勝を飾った敦賀気比(福井)に、過度な祝賀行事を自粛するよう高野連が通達した。高野連の「出場校の手引」には「華やかなパレードは高校生を英雄扱いし間違った心情を植え付ける」としており、学生野球憲章でも「学生野球の商業的利用を禁じる」とある。地元の敦賀市では選手の凱旋パレードを求める声や優勝記念セールを企画が多かっただけに、河瀬市長は「経済も原発停止で冷え切っている中、盛り上げたい気持ちもあるが仕方ない」と残念がった。市には抗議の電話が殺到した。

【ここがヘン】→郷土の誇りをお祝いしたい、喜びを分かち合いたい思いは二の次。地元企業の営業努力にまで、高野連が口を出す権限があるのか?

◆女性差別?
16年夏、大会開幕前の甲子園練習で、大分高校の女子マネジャー首藤桃奈さんがノックの練習を手伝い、開始から15分後に高野連職員から危険防止を理由に〝退場〟させられた。「練習補助員は男子に限る」という大会規定はあるが、甲子園練習時もこれに準ずると明記がなく、ユニホームを着ていない記録員は練習に参加できないとだけ書かれていた。この日のためにユニホームを新調して準備した女子マネは注意を受けた後、残り時間の練習をベンチから見守った。

【ここがヘン】→「危険」が理由なら、女でも男でも危険が伴わないスポーツはなく、ネットで「高野連が女性排除」の意見が噴出。部員が少数で女子マネしか練習を手伝えないチームはどうすればいいのか?

◆酷暑強行
18年夏の甲子園で、大会期間中に熱中症・日射病の疑いのある人の合計が343人になった。近年の暑さは異常で、地区予選から一部ナイター開催にする地区もあったが、大多数は通常通りの日程で強行。選手だけでなく審判、観客も暑さに倒れた。高野連が講じる「給水タイム」「準決勝の前に休養日」などはいずれも場当たり的な対処療法でしかない。酷暑の過密日程変更、球数制限など、体や命に関わる「本当に危険な」問題が解決しないまま、第100回記念大会を終えた。

【ここがヘン】→プロ野球でも真夏に野外デーゲームを行う球団はない。ネットでは「利権が絡んで根本的な改革は無理」「暑さで人が死ぬまで、高野連は日程を変えない」という笑えない意見も。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「ストレス」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム