高野連こそ教育に良くない?? 野球部員の友情出演が商業目的だと処罰された悲しい話
「入場料500円」で、野球部員がお金もうけをして、私腹をこやして豪遊したと考えているのなら、高野連のおじさん方はあまりに世間を知らなすぎます。地に足をつけた社会勉強が必要ですよ。それっぽっちのお金、今どきコロコロコミックも買えやしない。施設のレンタル代で、すぐなくなっちゃいますよ。
まあ百歩譲って「商業的利用である」としましょう。今回の一件で高野連がみっともないのは、「入場料500円、ハイ憲章違反!ハイ処分処分!!」と杓子定規の対応に終始したことです。
高校野球は教育の一環だと標榜しておきながら、たかだかこの程度の「やらかし」にもかかわらず、処分によって生徒がめちゃくちゃ傷つくことを想定していない。何と余裕がなく、大人げない態度なのでしょうか。
「入場料を取るのは学生野球憲章に照らし合わせてNGなんだよ。今後は気をつけて下さいな」と内々で注意すればいいだけの話です。高野連の集まりの場で「他校でこういうケースがありましたので、厳密に言うと憲章違反ですから、皆さん、今後は気に留めて下さい」と伝えればいい。
なぜ素直な感謝の心から「俺たちも出演して花を添えようぜ」と頑張った生徒諸君に「お前らはアウト」と公衆の面前でレッテルを貼らなくてはいけないのか。「プレーヤーズ・ファースト」とは対極の価値観が、そこには垣間見られます。
ちなみに…。
3月の選抜高校野球大会から、入場料金は値上げになります。中央特別自由席は500円アップの2500円。一、三塁特別自由席は大人が500円アップの2000円、子どもが200円アップの800円、アルプス席(一般)も200円アップの800円になります。そこんとこ、ヨロシク。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]