そのめまい、メニエルかも!?メニエル病のメカニズムとストレス
ストレスがメニエル病に与える影響は?
三半規管がリンパ液で水ぶくれになり、メニエル病となってしまう原因については、まだよくわかっていません。ただ、疫学的には、ストレスとの関連が深いと考えられ、特に、過度のストレスに伴う自律神経やホルモン分泌の不調が悪影響を及ぼすと考えられています。
具体的には、抗利尿ホルモンの分泌のバランスが崩れ、体内の水分循環や水分排出がうまくいかないと、リンパ液が溜まりやすくなるようです。
メニエル病にかかりやすいのは、奇しくも、30~40代とされています。その年代は、働き盛りで、仕事や家庭、子育ての責任も重くなってくるころ。ストレスがたまりやすい時期であると同時に、ついつい、ストレスを我慢しがちになることも少なくないのではないでしょうか?
メニエル病は、確かに難病ではありますが、命に関わる病気ではありません。ぐるぐる回るめまいも、カラダとココロのSOSなのかもしれません。メニエル病を予防することはもちろん、かかってしまった場合の治療でも、ストレスのある生活を自覚して、見直すことが大切です。