運動でできるメンタルケア。不安やストレスを乗り切ろう
実践!効果的な運動法とは?
気持ちの落ち込みやすい環境のときこそ、少しずつでも身体を動かしてメンタルケアに役立てたいものです。では具体的にどのように実践したらいいのでしょうか。
運動する時間は「今より10分プラス」
運動の最適な時間というのはさまざまいわれていますが、厚生労働省のスマート・ライフ・プロジェクトでは18歳~64歳の方の場合は以下のような目標が定められています。
・今より10分多くカラダを動かす
・歩行以上の強度の身体活動を毎日60分
・息がはずみ汗をかく程度の運動を毎週60分
運動習慣のなかった方が急に長時間の運動を行うと、ケガなどにつながる恐れもありますので「今より10分多く」を目標に、少しずつ運動量を増やしていくといいでしょう。
運動の内容は「取り組みやすいものでOK」
運動の内容は、自身が取り組みやすいもので構いません。外に出て行える運動であれば、日光を浴びることでセロトニン分泌を助けてくれるでしょう。
【取り組みやすい運動の例】
・ウォーキング…負荷が軽いため取り組みやすい運動です。通勤や買い物のついでにプラス10分歩くのもいいでしょう。
・インターバル速歩…ウォーキングより効果が出やすいとされている運動法です。少し負荷をかけてみたい方におすすめです。
・ラジオ体操…実はさまざまな効果が期待されています。外に出られない日は窓際で実践してみましょう。
・HIIT…ややハードですが、1日4分でOKという運動法です。すでに運動習慣がある人におすすめします。
・日常生活に運動を取り入れる…何気ない動作を運動にしてしまうと、楽に運動量を増やすことができます。ちりも積もれば…です。
在宅ワークで自宅にいる時間が長くなったりすると、なかなか外に出るのは億劫に感じるかもしれません。「時間を決めて」「休憩ついでに」など、やりやすい方法でOKです。ちょっとでもカラダを動かしてみて、スッキリ感を味わってみませんか?
【参考・参照】
(※1)甲斐裕子, 永松俊哉, 山口幸生, 徳島了,“余暇身体活動および通勤時の歩行が勤労者の抑うつに及ぼす影響”,体力研究,109,2011,1-8
(※2)Sammi R Chekroud, Ralitza Gueorguieva, Amanda B Zheutlin, Martin Paulus, Harlan M Krumholz, John H Krystal, Adam M Chekroud,Association between physical exercise and mental health in 1·2 million individuals in the USA between 2011 and 2015: a cross-sectional study,“ The Lancet Psychiatry” VOLUME 5, ISSUE 9, 2018 ,P739-746
「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」
[文:あすけん 管理栄養士 公開日:2020年12月14日]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
【関連記事】あなたの肺は大丈夫?3つ以上当てはまる人は危険!肺の機能低下を知るためのチェックリスト
【関連記事】まずは3キロ!2週間でダイエットを成功させるための4つの手順
「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート」
ダイエットや健康管理に必要な、食事記録・カロリー計算・体重管理・運動記録などがまとめてできる無料アプリ『あすけん』。
食事写真や商品バーコードを “撮るだけ” で簡単にカロリー計算ができ、AI栄養士からあなただけの食事アドバイスが毎日届くので、日々の栄養バランスの改善に役立ちます。