子どもに口うるさく言ってしまうのはなぜ? 心の傾向と対処法
対処法①②の効果とは
口うるさく言うことに悩んでいる人は、口うるさく言うことをダメなこと・やってはいけないこととしています。
でも、皮肉なことにダメと思えば思うだけ、だらだらと続いてしまうのです。
太るからお菓子を食べちゃダメ、と思えば思うほど、ついつまんでしまって止まらないのと同じ現象です。
なので、口うるさく言う、と決めて言う。
これは実は自分を肯定していることにもつながります。
すると、だらだらと続いてしまうことが減り、言うだけ言って終われることが増えていくのです。
また、今までぼんやりと心に抱いていたネガティブな想像をはっきりとさせることで、改めて自分のネガティブな想像について疑いを持つことができます。
本当に、今この子が勉強しなかったら、落ちこぼれ人生を送るんだろうか?
この子は本当にそんな子だろうか?
いや、勉強ができてもできなくても、結構たくましく生きる子だよね、この子は。
口うるさく言うのが止められない時は、ネガティブな想像は「もうそうなるしか道はない」くらい現実に近いものでした。
しかしネガティブな想像に疑いが持てるようになると、目の前の子どもと自分の想像を客観的に比べることができるようになるのです。
以下の記事には子どもへのネガティブな想像や不安から抜け出すコツが書いてありますので参考にしてください。
目の前の子どもを見よう
子どもに対してネガティブな想像を働かせれば働かせるだけ、子どもはネガティブな人生を送りやすくなります。
願えば叶う、の逆バージョンです。
またネガティブな想像から口うるさく言っても、子どもは素直に言うことを聞かない可能性が高いです。
勝手にネガティブな想像をされていることに勘づき、無意識に反発心が芽生えるのです。
そして自分が信頼されていないことに傷つき、自己肯定感が下がり、自己否定感を強くしていきます。
大人だって、色々失敗するんです。
決めたことをやれないことだって沢山あります。
大人だってできないのに、子どものうちからそんなにうまくやれるわけないのです。
むしろ失敗するからこそ、そこから学んで活かしていけるのです。
目の前の子どもを、失敗からも学んで、力強く生きていける人間であることを信頼しましょう。
子どもを信頼すればするだけ、子どもの自己肯定感は高まり、生きる力が増していきます。
根本解消を望んでいるなら
ネガティブな想像をして、神経をすり減らしてしまうことは、やめようと思ってもなかなかやめられないものです。
私も昔はネガティブな想像が頭の中でぐるぐるして、心配で眠れなくなることがよくあったほど、基本ネガティブな人でした。
起こってもないことをあれこれ考えても仕方がないとわかってはいるのですが、一旦ネガティブになると、ネガティブな想像と一体化してそこから離れられなくなるのです。
考えてみれば、私の母親は私が小さいころ「外に遊びに行ったら風邪を引くよ」と言って、外に出ようとする私を毎回引き留めるような、かなりのネガティブの人でした。
私はそれを無視して外に遊びに行っていたのですが、ネガティブ体質は受け継がれてしまったようです。
親からネガティブな想像とともに言われてきたこと、言われなくても暗に匂わされてきたことは、心の傷となって、深く心の中に刻まれます。
こうした心の傷をインナーチャイルドと呼びます。
ネガティブ寄りの性格を根本的に変えたいのなら、インナーチャイルドを解消することが近道です。
インナーチャイルドは心の深い部分にあり、自分で取り扱うのが難しいので、専門家に相談されることをお勧めします。
まとめ
口うるさく言ってしまうことは決して気持ちいいことではありません。
それは小さいころ、自分も口うるさく言われて嫌だったことが思い出されるからかもしれません。
ネガティブな会話で親子ともどもイライラし合うのではなく、明るい話題で笑い合える家族関係を築いていけたらいいですね。
そんなあなたらしい家族を築いていくことを私は応援します。
[文:一悟術|自分を縛りつけているものから解放され、思い描いた人生を生きる道(https://www.ichigojyutsu.com/)]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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