精神的要因で唾液がネバネバに!? ストレスと口内環境の関係
自律神経の乱れは唾液の質と量を変えている!
ストレスを感じると自律神経が乱れ始めます。「交感神経」と「副交感神経」という言葉を聞いたことがあると思いますが、ストレスを感じ始めると交感神経というものが活発になります。この交感神経が働きすぎると、体を正常にしようとしてくれる副交感神経の働きが弱くなってしまうため、これが唾液の分泌量が減ってしまいます。常に緊張や不安を感じている人ほど唾液の分泌量が少なく、口が渇いた感じを覚えるのです。
また、交感神経が活発になると唾液の量が減るだけでなく、唾液の中にムチンというたんぱく質が増加します。このムチンはネバネバとした性質を持っているため、ムチンが増えれば増えるほど口の中がネバつきます。
口の中のネバつきを改善する方法
口の中のネバつきを治し、口内環境を改善する方法をご紹介します。
1.ストレスと上手に向き合う
日頃からストレスと上手に向き合うことは、口腔内のネバつきを改善するのに効果的です。いくらネバつき対策をしても、過度のストレスや緊張と隣り合わせだと交感神経の影響でネバついた唾液が出やすくなります。最近は仕事や私生活のことでストレスを感じている女性も非常に多いですから、口臭や口の中のネバつきに悩んでいる女性も少なくありません。ストレスを和らげることができれば唾液が出やすくなり、口内環境の改善につながります。もしストレスを解消してもネバつきが改善されないようなら、歯周病かもしれません。その時はなるべく早めに歯科医院で診てもらうようにしましょう。