たばこは視覚にも悪い
[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]
成長を促す満面の表情
たばこの副流煙が子どもの元に漂ってくる。たばこは成長を助ける視覚にも悪影響を及ぼすのです。
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ある有名栄養学校の校長先生のセミナーで、こんなことを聴いたことがあります。
哺乳類は母親が赤ちゃんに母乳を与えるために、乳首を口に含ませます。そして赤ちゃんは懸命になって母乳を吸飲しようとします。その瞬間、お母さんの体内でオキシトシンというホルモンが分泌されて、母乳の出が促進される。母性本能のスイッチがONになるタイミングです。一種の「鍵刺激」だと思います。
では逆にこどもはどうでしょうか。乳幼児はこの世に生まれて間もなく、周りのことの全ては何が何だか分かりません。どんなものを認識して記憶に留め判断し、そして学習するのか。そして最終的に何かしらの行動へと移していくのでしょうか?
知恵が付いていく発火点は?どんな鍵刺激があるのでしょう?
きっと乳飲み子にとって、安心という部屋の鍵。自分に注がれる慈しみの気持ちが籠ったまなざしと、その周辺視覚から得た顔全体の表情だと思うのです。ある意味それが「鍵」なのかも知れない。周りに順応して生きていく「鍵刺激」だと思う。
子どもは成長する段階で、先ず頭足画(人の顔から直接手足が生えている絵)を描き始めるという。(※1)それだけ「顔」は深い印象を与えている。人同士が分り合う手立てとなる顔の表情を直視することはたいせつなのです。