毎月22日は禁煙の日!改めて知りたいタバコのリスクと禁煙のポイント
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「タバコはカラダに悪い」とわかっていても、なかなか止められないという方もいらっしゃるでしょう。喫煙は本人だけでなく、周りの人へも影響を及ぼします。
毎月22日は「禁煙の日」として、禁煙の呼びかけが行われています。「2」を白鳥の姿に見立て、「スワンスワン(吸わん吸わん)」というのが成り立ちだそうです。
また毎年5月31日は「世界禁煙デー」として、禁煙の呼びかけが行われています。これを機に、今一度、タバコの影響について知りましょう。
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タバコは1本で約14分寿命を縮める
20歳になる前にタバコを吸い始めると、男性は8年、女性は10年も寿命が短くなることがわかっています。これを1日20本、50年間吸った場合で計算すると、タバコ1本で約14分寿命を縮める計算に。ひとときの至福にために、毎日寿命を縮めていることになります。
タバコに関わる死因には、がん、心臓病、脳卒中、循環器疾患などがあり、タバコに関連する病気で亡くなる方は、日本では年間12~13万人、世界では年間500万人以上といわれています。
禁煙することで、死亡率はタバコを吸わない人と同程度になることもわかっています。タバコを止めるのに、遅すぎることはありません。
喫煙による影響
タバコの煙には、ニコチン、タール、一酸化炭素などの有害物質や、70種類以上の発がん性物質が含まれています。喫煙者本人だけでなく、タバコの煙により周りの人へも影響を与えます。
具体的にどのような影響があるか、見てみましょう。
がん
タバコがリスクとなるがんは、肺がんだけではありません。タバコが明らかに関わるがんとして、肺、口腔・咽頭、喉頭、鼻腔・副鼻腔、食道、胃、肝臓、膵臓、膀胱、子宮のがんが知られています。
肺や口、喉はタバコの煙の通り口となるため、そのほかは唾液や血液を介して発がん性物質が運ばれてしまうため、がんのリスクとなるといわれています。
呼吸器や循環器などの病気
慢性閉塞性肺疾患(COPD)はタバコの煙を長期的に吸い込むことが原因となり、せきや痰、息切れなどを起こす病気です。一度失われた肺の機能は戻らないとされており、早期発見や進行を遅らせる治療が大切です。
またタバコの有害物質には動脈硬化を促したり、血管を狭めたりする作用があり、心疾患、脳卒中、腹部大動脈瘤などを引き起こす原因となります。
ほかにも、2型糖尿病や歯周病の原因となることも知られており、タバコが原因となる病気はさまざまです。
美容
喫煙者は体内で酸化ストレスが増加するため、非喫煙者よりもビタミンCの必要性が高くなります。
ビタミンCは、肌のコラーゲン生成に欠かせず、日焼けによるメラニン色素の生成を抑える働きも期待されています。喫煙によりビタミンC不足の状態が続くと、肌のハリやツヤが失われたるみやシワの原因になったり、しみの原因になったりすることも考えられます。
高価な化粧品や健康食品などに頼る前に、喫煙している方は禁煙からはじめましょう。