空振りに終わった文在寅大統領の「国民との対話」、2年半の政権運営を正当化

タグ: , 2019/11/21

時間の経過とともに、スタジオには散漫としていった・・・

 「GSOMIA終了問題は日本が原因を作ったものだ。韓国は日本の安全保障において防波堤という大きな役割を果たしている。日本は米国の安保の傘と韓国の防波堤によって防衛費を削減し、自国の安全保障を維持している。実際、日本のGDP全体に占める防衛費の割合は1%に満たない。一方、韓国の防衛費は2・5~2・6%と非常に高く、それは日本にもプラスになっていると思う」

「しかし、日本は輸出規制を発動し、その理由を韓国が安全保障上信頼できないためであるとした。フッ化水素は韓国の半導体産業において欠かせない存在だが、それが北朝鮮など第三国に渡って大量破壊兵器や化学兵器になり得るから韓国を信頼できないとした。『安全保障上信頼できない』と言いながら『軍事情報交換をしたい』というのは矛盾した態度だ」

 もっとも、歯切れが良かったのは日韓関係くらいだったという。

 「時間の経過とともに、スタジオには散漫としていった印象です。国民が最も強い関心を抱いているのは経済問題ですが、急速な最低賃金の引き上げが招いた混乱について文在寅大統領は、来年以降はスピードを緩める方針を口にするぐらい。2番目に関心が高い検察改革については曹国前法相の任命強行を謝罪。南北関係については国際協調の必要性を説き、3回目の米朝首脳会談の実施で必ず成果が上がるとの見通しを語りました。全体的に目新しいものはなかった」(韓国メディア関係者)

 世論のガス抜きは空振りに終わったようだ。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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