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新型コロナウイルスの第1波を抑え込んだ「K防疫」を背景に、急増していた韓国企業の診断キット輸出に陰りが見えている。
検査・隔離・追跡を徹底する「K防疫」の検査部分を担う診断キットの輸出は2月以降、爆発的に増加。市場拡大を当て込んで新規参入が相次いでいるが、半年ほど前にはピークアウトしていたことが判明した。診断キットのダブつきはダンピングや不正会計を招き、瞬く間のバブル崩壊に文在寅政権も業界関係者も頭を痛めている。
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医薬品安全処によると、8月末時点で政府の輸出許可を得ているのは国内企業66社の105製品。3月中旬の7社8製品から13倍増だ。産業通商資源部によると、コロナ禍で急増した診断キットの輸出規模のピークは4月で、2億123万ドル分を輸出した。それが、5月には前月比35%減の1億3129万ドルに減少。6月には1億1445万ドルに縮小し、4月と比べてほぼ半減した。
「第1波の時期は海外からの注文が引きも切らなかったが、次第に各国メーカーが独自に診断キットを生産するようになり、それも軌道に乗り始めた。そのあおりで韓国内のメーカーは飽和状態。何とか在庫を吐き出したいと、ダンピング輸出に舵を切る企業もチラホラ出始めています。それでもマシな方で、業績悪化で窮地に追い込まれた一部のメーカーが粉飾決算に走ったり、成果がないにもかかわらず『契約協議中』『開発予定』などの虚偽情報をリリースして堅調をアピールするケースが相次いでいる」(韓国金融関係者)
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