トランプ大統領は日韓仲裁に関心ゼロ…、国連総会から「手ぶら帰国」の文在寅大統領に待ち受ける内政混乱

文在寅大統領、「南北融和」を強調するも…

　日韓対立の煽りで経済環境が厳しさを増す中、文在寅大統領が一般討論演説で時間を割いたのが、北朝鮮問題だった。

　「北朝鮮が誠意をもって非核化を実践していくのなら、国際社会もこれに応える姿を見せるべき」として対北経済制裁緩和を訴え、米朝の非核化交渉については「両首脳がもう一歩、大きく踏み出すよう願う」と再開への期待を表明。北朝鮮との軍事境界線にある非武装地帯について、平和の象徴として世界遺産登録に向けた動きを進めたいとのプランもブチ上げた。

　しかし、当初は南北融和に肯定的だった韓国世論は冷めてきているようだ。

　民主平和統一諮問会議による「２０１９年第３四半期国民統一世論調査」（１７～１８日実施）の結果では、今後の南北関係について「良くなるだろう」との回答は４４・５％で、第２四半期（６月）の５３・８％から９％ポイントほど下落。「変化がないだろう」が４０・４％、「悪くなるだろう」１２・５％で、それぞれ数ポイントずつ上昇した。

　内政では就任を強行した曺国法相をめぐる検察の捜査が新展開を迎え、文在寅大統領の求心力低下に歯止めはかかりそうにない。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]