新型コロナ補正予算案審議　なぜ？ＰＣＲ検査費用「１日たった１５００件」

　コロナ対策を担う厚労省の補正予算案は総額１兆６３７１億円。

大まかな内訳は、
▼第１　感染拡大防止策と医療提供体制の整備及び治療薬の開発６６９５億円
▼第２　雇用の維持と事業の継続９６２７億円
▼第３　強靱な経済構造の構築５４億円――。

これに関して、ＮＨＫ「日曜討論」（４月２６日放送）で国民民主党の泉健太政調会長がこう発言していた。

「ＰＣＲ関係には４９億円の費用がついている。厚労省にどういう算定なんだと聞いたら、５５万件分のＰＣＲ検査のお金だと。１日あたりに直すと１５００件なんですよ」

厚労省の補正予算案を見ると、〈第１　感染拡大防止策と医療提供体制の整備及び治療薬の開発〉の中に〈（４）水際対策の強化、検査体制の確保等〉の項目があり、〈検査体制の確保４９億円〉と記載されている。詳細はこうだ。

〈ＰＣＲ検査等に係る地方衛生研究所における検査費及び保険適用された検査の自己負担分、新型コロナウイルス感染症の発生動向調査等に要する経費を支援する〉

　安倍首相が掲げる１日２万件の検査実施では約２７日分、その１３分の１レベルの１日１５００件まで絞り込めば約３６６日分。本気で検査態勢を拡充する気があるのだろうか。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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