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韓国の文在寅政権が新たなスキャンダルに襲われている。「疑惑のタマネギ男」と呼ばれる曺国前法務部長官に続き、後任の秋美愛法務部長官の息子をめぐる兵役中の不正疑惑が浮上。「曺国パート2」と名付けた韓国メディアによる報道は連日過熱し、任命責任を負う文在寅大統領は求心力低下に悩まされている。
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ついに「40%の壁」崩壊…文在寅大統領の危機的な支持率下落のワケ https://cocokara-next.com/topic/crisis-drop-in-approval-ratings/
世論調査会社のリアルメーターの調査(14~18日実施)によると、文在寅大統領への不支持は50・1%で、支持の46・4%を上回った。韓国ギャラップの調査(15~17日実施)では支持率は前週比1ポイント減の45%で、不支持の45%と並んだ。否定評価の理由は、人事問題が前週比6ポイント増の17%で最多。秋美愛法務部長官の息子に関連する疑惑をめぐり、与野党間の攻防などが影響を及ぼしたと分析されている。
秋美愛法務部長官の家族をめぐる疑惑はこうだ。長官が与党「共に民主党」の代表を務めていた2017年6月、兵役中だった息子の休暇延長に便宜を図るよう軍に働き掛けた疑いがもたれている。息子は約3週間の休暇を取得したが、申請手続きなどに不自然な点が多く、野党が連日追及。一方、検察は息子を任意で事情聴取後、オフィスと自宅を相次ぎ家宅捜索。「両親から電話があった」と記載された公文書が残されていた国防省や、関係先として当時部隊の将校だった大尉や長官の元補佐官のB氏の自宅も家宅捜索した。
「徴兵制のある韓国では兵役絡みの不正に世論は猛反発するのが常。秋美愛長官の息子をめぐる疑惑は、与党代表の母親の権力を利用した不正とみられることから『オンマ・チャンス』や『皇帝休暇』とも呼ばれ、猛バッシングを招いています。前任の曺国氏は娘の大学院不正入学疑惑で辞任に追い込まれた。法務部長官をめぐる相次ぐ疑惑は文在寅政権の体力を奪っています」(韓国メディア関係者)
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