だからいい!ボクシングの練習が細マッチョに最適な理由
~名門ジムの松本トレーナーに聞いた
2017.10.30
均整のとれた“細マッチョ”に
今回指導してくれたのは、数多くのチャンピオンを育て上げ、子どもから一般の方達も指導する松本好二トレーナーにその良さを改めて聞いた。
ボクシングの練習はウォーミングアップを終えてから、シャドーボクシングやミット打ち、サンドバッグ打ちと続いていくのが一般的です。選手たちは、ここにスパーリングなどの実戦練習も入ってきます。時間にして、だいたい1時間から1時間半。自分のペースで、無理なく進めることができます。ですので、ボクサーとしてチャンピオンをめざす人だけでなく、運動不足を解消したい、やせたいという人たちにも最適のトレーニングといえるでしょう。
チャンピオンたちの体を見てもわかるように、ボクサーは均整のとれた理想的な体をしています。筋肉ムキムキではなく、いわゆる“細マッチョ”と呼ばれる体形ですね。 パンチを打つ動作で腰をひねるので、まずウェストの引き締めに効果的です。上半身にも負荷がかかる動きですから、肩や腕などにもバランスのいい筋肉がつき、逆三角形の体になっていくんですね。
また、ボクシングというと、腕を中心とした上半身の運動と思われがちですが、足も重要なんです。パンチを打つポジションに移動するため、軽快にステップを刻まなければなりません。そして、ひざを柔軟に動かさなければパンチを打てないので、足にも細く形のいい筋肉がついていくのです。
松本トレーナーが指導した元巨人選手鈴木尚広と元NFLチア小池絵未がボクシングに挑戦した様子を一緒に見ながら、実践してみませんか?
次回は、具体的なトレーニングが狙っているさらに詳しくご紹介します。
ダイエットに効果的 具体的なトレーニング
より詳しいトレーニングメニュー、自宅でもできるメニュー、世界チャンピオンを何人も育てた松本トレーナーのアドバイス等は、8月28日発売の「CoCoKARAnext Vol.2」に掲載されています。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
〔文/構成:ココカラネクスト編集部 〕
鈴木尚広 (すずき・たかひろ)
小池絵未(こいけ・えみ)
公式サイト http://www.emikoike.com/
トレーナー 松本好二 (まつもと・こうじ)
1969年9月27日、神奈川県横浜市出身。
日本フェザー級王座は3度獲得し、通算8度防御。96年11月には東洋太平洋フェザー級王座獲得。98年9月の試合を最後に引退。プロ戦績は33戦26勝(15KO)6敗1分。大橋ジムのトレーナーとし て、WBC世界スーパーフライ級の川嶋勝重、世界3階級制覇の八重樫東、現WBO世界スーパーフライ級チャンピオン井上尚弥らの多くのチャンピオンを育成。プロボクシングトレーナー最高の栄誉とされる「エディタウンゼント賞」を2004年に受賞している。
[大橋ボクシングジム]
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