相手の動きを読むには?観客の声は? 松田宣浩、堀口恭司、山田恵里 アスリート座談会2
福岡ソフトバンクホークスの松田宣浩選手、北京五輪で金メダル、2020年東京五輪での活躍も期待される「ソフトボール界のイチロー」山田恵里選手、そして2018年末のRIZINで劇的な一本勝ちを決めた総合格闘家の堀口恭司選手が「世界一のアスリート座談会」を行った。
スポーツキャスターの田中大貴さんを中心に、野球、ソフトボール、格闘技のレジェンドが集結。それぞれの思いや疑問を、競技の枠を超えて語り合った夢の座談会の第二弾をお届けする。
慣れていないもの、予想できないものはできない
山田:普段はどんな練習していますか?ソフトボールと野球は似ているので、何をやるとかはだいたいわかるのですが、ほかの分野のアスリートの方はどのような練習をしているのか気になります。
堀口:基本走りますね。総合格闘技はやることが多いので、寝業も打撃も、相手を倒すためのレスリングもやらなければいけない。それらの練習を分けながらやっています。
山田:力が強ければいいという問題ではないんですか?
堀口:そうですね。相手がどうくるかを読むことも大切ですね。相手選手の目を見て、どう来るかなって読みます。目を見て、体全体を見てという感じです。
田中:相手も目を見てくるんですよね?お互いの動きの読み合いで嫌じゃないですか?
松田:目をそらせばいいんじゃない(笑)?
堀口:目を離したらパンチもらっちゃいますよ(笑)。
田中: 150kmのボールを打つのと、パンチをかわすのと、どっちが難しいんだろうね。
松田:パンチかわす方が難しいに決まっているじゃないですか!
山田:堀口さんはパンチが見えるって言っていたので、ボールも見えて打てるんじゃないですか?
堀口:そんなことないですよ。やっぱり慣れていないものって見えない。予想できないと見えないですね。