良かれと思ったワークアウトが落とし穴に!? 知らないと損するスポーツブラの選び方
ランニングなどのエクササイズを始めたら、胸のボリュームが減ってしまったという経験はありませんか?
それは、もしかしたら身に着けていたブラに問題があるのかも。せっかくエクササイズするなら、正しいスポーツブラを着けて、ボンキュッボンのメリハリボディを目指しましょう!
スポーツをするとき、ウェアにはこだわっているけれど、ブラはいつもと同じ、もしくはキャミブラという方も少なくないのでは?
でもちょっと待って! 間違ったスポーツブラを着けると、体型を崩す原因になるんです。そこで今回は、下着コンシェルジュの山田奈央子さんに、正しいスポーツブラの選び方をレクチャーしてもらいます。
運動すると胸から落ちてしまうのはどうして?
筋トレにはバストアップに効果的なものもあり、運動そのものが胸を小さくしてしまうわけではありません。では他にはどんな理由が考えられるのか……、それは胸の構造を知るとよくわかります。
胸の脂肪や乳腺は、乳房内に張り巡らされた「クーパー靭帯」と呼ばれる結合組織に支えられて、丸みのある美しい形がキープされています。
20代の若い女性の胸はブラをしなくても張りがあります。これは硬い乳腺が脂肪よりも多いから。加齢とともに硬い乳腺は減少し、40代以降になると、乳腺よりも脂肪の方が多くなり、胸はどんどん柔らかくなっていきます。
柔らかい脂肪が大部分を占めるようになった胸は、揺れ動きやすいから大変です。体を動かすと、胸の動きに合わせて「クーパー靭帯」も切れたり伸びたり。やがて脂肪を支えきれなくなり、下垂してボリュームが減ったような印象になってしまうのです。
「スポーツブラほどサイズに敏感になってください!」と山田さん。「クーパー靭帯」は一度切れたり、伸びたりすると、二度と元には戻りません。そのため、スポーツを行うときは、ジャストサイズのスポーツブラでしっかりと胸の揺れを抑えて、「クーパー靭帯」を守る必要があります。