40歳目前の田臥勇太が考える「自身の伸びしろ」とは?元日本代表の渡邉拓馬さんと夢の対談

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 Bリーグの中継や見どころなど、幅広くバスケットボールの魅力を紹介する「BS12水曜バスケ!」が、10月3日のBリーグ2019-2020シーズン開幕を直前に控えた10月2日に、2シーズン目の放送を開始した。

 Bリーグ開幕直前スペシャル企画として、同番組の解説で元日本代表の渡邉拓馬さんと、宇都宮ブレックスの田臥勇太選手の夢の対談が実現した。

 渡邉さんと田臥選手は学年で2つ違い。高校時代にウィンターカップ決勝で対決したライバルであり、田臥選手がNBAに挑戦する前、スーパーリーグ時代にアルバルクで1年間チームメイトだったという盟友だ。

 「当時、こんなことになるとはね(笑)」と笑顔で始まった、日本バスケットボール界のレジェンドによる対談。現在もBリーグを牽引する田臥選手に、先輩である渡邉さんが話を聞いた。

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昨シーズンはケガで悔しいシーズン


渡邉:昨シーズン振り返って。序盤で怪我をして休んでしまった。

田臥:非常に悔しい結果に終わってしまった。試合に出られないのはつらいし、どれだけバスケットが好きかということを改めて感じることができた。仲間と一緒にバスケしたいし、ファンの方に「早く戻って来てください」という言葉を掛けてもらって、そういうのが励みになりました。宇都宮に来て今シーズンで12年目ですけど、みんな温かくてありがたいですよね。

渡邉:具体的に現役はいつまでやりたい?

田臥:一年でも長くやりたいという思いでやっていますね。バスケをやっていると楽しいし、歳を重ねてわかることもある。

渡邉:それがすごいと思う。僕はやるたびに苦しくなって、重圧に押しつぶされそうになって、そういうモチベーションだと申し訳ないな、という思いがあった。年々楽しくなるというのが素晴らしい。これからまだ伸びると思うところは?

田臥:いっぱいありますよ。オフェンスもディフェンスも、間合いの取り方だったり。スペーシングも一歩ずれるだけで違ったりする。そういう細かい部分の奥深さが、やればやるほど分かってきた。ボールを持っていないところの合わせ方だったり、見方とか。これが歳を重ねることだなと思いますし、面白さがまたある。速さでいけない分、どう補えるか。

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