40歳目前の田臥勇太が考える「自身の伸びしろ」とは?元日本代表の渡邉拓馬さんと夢の対談

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昨シーズン、今シーズのチームについて

渡邉:昨シーズンは渡邉(裕規)選手、遠藤(祐亮)選手の活躍が光っていた。

田臥:ナベに関しては、チームを毎試合引っ張ってくれた。満身創痍で大変な思いをさせてしまったけど、自分のプレーを貫いてチームのためにやってくれたのはありがたい。今シーズンさらに成長した彼を見られると思う。遠藤に関しては、彼がディフェンスの賞(ベストディフェンダー賞)をとったのはさすがだなと思ったし、シーズンベスト5に選ばれたのは本当に嬉しかったですね。このベスト5でさらに自信をつけてもらえたらいいなと思います。

渡邉:昨シーズンは途中から比江島慎選手が入ってきて、どんな思いが?

田臥:持っているものは非常に素晴らしいので、やれるのはみんな分かっているし、やってもらわないと困る(笑)。昨シーズンは途中から来たことで彼も気にしたり、考えることも多かったと思うけど、今シーズンは最初からスタートできるので。コントロールとかはこちらがするから、得点取って来てくれと。

渡邉:去年ベンチからチームを見ていて、どんな心境だった?

田臥:一人一人が自分の仕事は何なのかというところを、毎試合考えて徹底して取り組んでいましたね。みんなで一つになって、毎試合勝利を勝ち取ろうと。チーム全体が慌てずにやっていたイメージがありました。いい経験になったと思う。みんなで自分たちのバスケをやろうと徹底していたのは、今年につながる。

渡邉:今季の目標は?

田臥:どれだけ最後に勝ちきれるかというところが長いシーズンで大事。チャンピオンシップに入ったら戦い方がガラッと変わるというのは、ここ3年間で経験してきているので。しっかりとレギュラーシーズンを戦い抜いて、最後まで成長し続けられるシーズンにして、みんなで優勝を勝ち取りたいなと思います。

 VTRを受け、スタジオの番組MCおのののかさんは「怪我によってバスケができない時期から、まだまだバスケがしたいという気持ちが強くなったというところが印象に残った。38歳でまだまだ伸びるところがあると自覚しているというところがさすがだなと思った」と田臥選手のコメントに感銘を受けていた。

 インタビューを行った渡邉さんは「年々バスケットが楽しくなっているという言葉も響いたけど、自分のことより最初にチームメイトのことを褒めたり、話したりする。それが彼の良さ。彼のような人がいるから、ああいうチームが出来上がるんだなと感じた。一緒にプレーしていた時と比べると、表情が全然違う。当時は今の八村選手のようなフィーバーがあって、プレッシャーもあったんじゃないかなと感じ取れる表情もあった。今は純粋に楽しんでいる表情をしている」と、日本バスケ界を引っ張るベテランのバスケに対する姿勢、情熱を称賛した。

 熱く盛り上がった対談の後半は、次週10月9日の「BS12水曜バスケ!」で放送する。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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